【名称】犬越路隧道(いぬごえじずいどう)
【所在地】足柄上郡山北町玄倉/相模原市緑区青根
【竣工】1970(S45)年3月
【延長】約800m(地図読み)
【幅員】
【高さ】
2013年12月9日訪問
山北町と相模原市を結ぶ犬越路林道のピークにある犬越路隧道。
山北町側(南側)の富士見橋の上より。
前日、玄倉林道を堪能し、この日の目当てはここ。以前から来てみたかった隧道で念願が叶って大満足。立派な舗装道路にみえるが、ここまでの道は今では一般車両通行止め。というわけで、ここまでチャリで標高にして400メートル程登ってきた。いや、ほとんど押しだったけど(^-^;
その峠を穿つ隧道。ネットで探しても正確な延長はわからなかったが800mはあるようだ。しかも、見事に真っ直ぐ!奥秩父の八丁隧道とどことなく似た威厳を感じさせる。八丁隧道は車でススーっと通り抜けただけだったが、ここはチャリでゆっくり走らせてもらいますよ~
南側坑口。
坑口脇にある林道開通を記念した石碑。
「犬越路林道開通」まで読み取れる。この石碑、ネットで見ると訪問する人によって埋まり方が様々(^-^;
南側の扁額。「犬越路隧道」
「神奈川県知事 津田文吾書」1967年から2期神奈川県知事を務めた方だ。
県知事自ら扁額に揮毫。林道への期待が伺える。地図上で点線表記になっている県道76号がこの林道の西を通っているが、いずれはこちらを県道にする予定だったのかもしれない。しかし、今では。。。(;´д`) ここまでの林道の様子を見る限り、年中崩落が起こっている様子。結局、一般道としての共用は難しいと判断されたのではないかと、、、
さて、早速通り抜けたいところだが、隧道からの風が強いので一旦待避(^-^;
上着のボタンを留めて、気合いを入れていくぞー!!!
南側坑口から内部を望む。遙か彼方、真っ正面に坑口が見える。
内部から見た南側坑口。
※ ※ ※
エッサホイサ、エッサホイサ
※ ※ ※
向かい風に絶え、鼻水を垂らしながら進むこと700mぐらい?大きく見えてきた北側坑口。
注意!隧道の先は直角カーブ。これも八丁隧道を連想させるなぁ(^-^;
正確に言うと、この先はT字路。本線は右で、左はダートの作業道風の道。
北側坑口。
南側とは色違いで随分と印象が違う。
北側の扁額。「犬越路隧道」
そして、もちろんこちらにも県知事の揮毫。
さて、右折した先の本線を50メートルほ進むと林道に入ってから2つめゲートが登場。
「これより先通行止」だそうだが、ここまでも通行止めだったし(^-^; 北側の入口にもゲートがあるそうなので、今ではここのゲートはあまり意味がないようだ。
この先の様子にも興味があるのだが、この日は時間がなかった。それに時間があっても峠道を往復する体力があるかどうか(^-^; 今度は北側からアプローチしてみようかな。
ゲート方面より。
さて、引き返す前に、左折した先の道(写真正面)も少しだけチェックしておこう。
いきなりひしゃげたゲートがお出迎え(^-^;
その先も(^-^; ここで引き返した。
さぁ、戻ろう。
北側坑口から内部を望む。
隧道の中央付近。
路上にはこのように50メートルおきに赤字で距離が記されている。ここが北側からちょうど400メートル地点ということのようだ。一番南の数字を見れば延長がもう少し正確にわかったのだが、すっかり忘れてた(^-^;
※ ※ ※
南側の富士見橋の手前まで戻ってきた。ここからはひたすら下るのみ。道にはあちこち石が転がっていたので注意しないと。
一応注意してスピードも抑えめに走ったつもりだったが、それでも10分程で下のゲート到着。下り道ってあっけないものだなぁ(^-^;
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