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矢貫隧道(跡)

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【名称】矢貫隧道
【所在地】長生郡長南町茗荷沢
【竣工】不明
【延長】不明
【幅員】不明
【高さ】不明



2014年4月6日訪問

イレギュラーでこっそり開始した「なくなっていた隧道たち」シリーズ。今のところ反響ゼロだが、懲りずに2回目。

矢貫隧道(跡)

県道147号長柄大多喜線(ながらおおたきせん)、長南町茗荷沢の切り通し。北側より。

ここには遙か以前隧道があったようだ。

矢貫隧道(跡)
(「独立行政法人農業環境技術研究所歴史的農業環境閲覧システム」より)

これは明治初期~中期に作成された迅速測図。切り通しの場所に隧道の記号と「矢貫隧道」と記されている。

矢貫というのは明治初年まで存在した村の名前。今の長南市街に該当する。隧道名はそこからとられたのだろう。

なお、この隧道、今昔マップでは、一番古い1894~1915年の地形図にも記載がない(すでにシッカリと切り通しの記号になっている)。ということは、明治時代のうちに開削された可能性が高いのではないかと思われ。珍しく名称までしっかり記載されていたので、地図の誤記ではなく、存在していたことはまず間違いないと思う。短命な隧道だったんだなぁ、、、

矢貫隧道(跡)

ちなみに切り通しの手前、矢印の先に素掘隧道がある。ちょっと見ていこう。

矢貫隧道(跡)

以前紹介した長南隧道だ。

矢貫隧道(跡)

以前はなかった「崩落注意」の立て札が。あいかわらず大きな断面。

矢貫隧道(跡)

さて、県道に戻り切り通しを通り過ぎる。

南側より。

長南隧道の巨大断面は崩れやすい地質による結果だと思うのだが、ここも崩落が頻発して早い時期に開削されたのかな?




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