【名称】西ゴーロ沢橋(にしごうろさわはし)
【所在地】南アルプス市芦安芦倉
【竣工】1983(S58)年12月
【橋長】約15m(目測)
【幅員】約4m(目測)
2014年10月26日訪問
朝5時15分、早川町奈良田の山梨交通・奈良田バス停。車の中でウトウトしていると、バスがやって来るのが見えた。確か出発は5時半のはずだが、慌ててリュックの中に機材や食べ物を放り込んでバスに向かった。この時、大変な忘れ物をしていたのだが、気付くのは3時間後(^-^;
バスの行き先は、広河原。南アルプスの上高地と言われる景勝地ということだが、おいらの目的は別の所に。
広河原への道は山梨県道37号南アルプス公園線(みなみアルプスこうえんせん)に指定されているが、通年マイカー規制がしかれている。自家用車どころか自転車での通行も禁止。ところが、この規制区間内に地図で見る限り、ざっと15本程の隧道があるのだ。以前、doodoongooさんとここの話をしていたところ、規制が敷かれる以前にここを車で走ったことがあるとのこと。「隧道たくさんあったな～」と言っていた。負けてはいられない。おいらも南アルプス公園線マスターを目指すぞ！
念のため、役場にも確認したのだが、「自転車の持ち込みに関しては降りて押してもらうということなっていますが・・・」とのこと。＜都合良く解釈すれば＞見ていないところに関しては黙認している的な物言いに聞こえなくもない返答をいただいたが、途中のゲートで制止されそうなので、チャリの持ち込みは潔く諦めた。結果的には、もしもチャリを持ち込んでも行きの上り坂があまりにもハードで、おいらの体力ではただのお荷物になっていただろう。
さて、思い立ってはみたものの、規制区間の一番奥の隧道は20キロ近い奥地にある。往復40キロを歩き通すことはムリ。そこで立てた作戦が、一番奥までバスで行って、そこから徒歩で探索しながら戻るというもの。これなら最悪、動けなくなってしまっても、戻りのバスに拾ってもらうというテもある。
始発のバスはおいらも含めて乗客は4名。珍しく車掌さんのいるバスだった。寝起きでボンヤリしているところに、暖房利きすぎ気味の車内、おまけにバスは激しく上下左右に揺れる。ううっ、ちょっと気持ち悪いよ(;´Д`) 決してバスの運転が乱暴なわけではなくて、それだけ道が険しいということ。
45分後、広河原に到着。バスに乗っている途中で明るくなってきて、周囲の景色も見えて出すと、元気が出てきた。wktk状態でキョロキョロ外の景色を眺めながらここまでやってきた。
車掌のおばねえさんが、「この近くの橋の袂に綺麗に色づいている紅葉がありますよ」と教えてくれた。ふむふむ、「綺麗に色づいた紅葉が袂にある橋」ですねｗ
おっ、見えてきたぞ。あの橋かな？
橋はどこにでもある普通の桁橋だが、車掌のおねえさんの言うとおり、これ以上はないというぐらいに赤く色づいた紅葉。
西側より。
ゲートを見ると、、南アルプス林道。
ここ広河原まで来るルートには、おいらがバスに乗ってきた南アルプス公園線の他にこの南アルプス林道もある。こちらは隧道こそ少ないものの、途中にトテツモナイ遺構が残されている。
西側左の銘板。「にしごうろさわはし」
西側右の銘板。こちらも「にしごうろざわはし」
この先の南アルプス林道だが、そちらの探索も考えていた。しかし、同時にふたつは無理。しかも、林道は、のだの人氏が探索済み。ニコ動で見事なアレやコレを見せてもらってハァハァしたのだが、後追いになってしまうので、あえて県道を下るルートを選んだのだ。若干消極的な動機だったのだが、県道の方にも、思いもかけない物件があった。それはいずれ近いうちに （・∀・）ﾆﾔﾆﾔ
さて、橋の上から南側を望む(パノラマ合成)
北側は切り立った山と木々。
そして、西側袂にある車掌のおねーさん推薦の紅葉。
東側より。
東側左の銘板。「西ゴーロ沢橋」
東側右の銘板。こっちは2枚あるぞ。
「西ゴーロ沢橋」「竣工昭和58年3月」
この先にも、少し進めば見事なトラス橋や長大隧道が待っている。しかし、ここで深入りするとキリがないので、本日は自重。
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西ゴーロ沢橋
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