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矢差戸隧道

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【名称】矢差戸隧道(やさしどずいどう)
【所在地】いすみ市大原
【竣工】1973(H48)年(「平成16年度道路施設現況調査」)
【延長】43m(同上)
【幅員】4.8m(同上)
【高さ】3.2m(同上)



2014年7月27日訪問

矢差戸隧道

大原にて。法面に埋め込まれた(?)祠があった。場所はココ(←クリック)

矢差戸隧道

何か書いてある、と思ったら、寄進者の一覧。

矢差戸隧道

祠から南に進むとすぐに三叉路が現れる。ここを左へ。

矢差戸隧道

防火水槽があった。大井浜隧道の東側にも似たようなものがあった。

矢差戸隧道

さらに進むと隧道の登場。西側より。

矢差戸隧道

西側坑口。扁額はなし。名前が判らなかったら面倒だなぁ、、と思ったり(^-^;

矢差戸隧道

西側坑口から内部を望む。

矢差戸隧道

内部から見た西側坑口。

矢差戸隧道

「平成16年度道路施設現況調査」によれば、この隧道が竣功したのは昭和48年ということになっているが、この蒲鉾形の断面、とても昭和中期のものとは思えない。案の定、戦前の地形図にもこの隧道は描かれている。なお、この付近にある道路隧道はみな、ここと同様に戦前から存在していたようだ。

矢差戸隧道

東側坑口。西側とちょっとデザインの違うポータル。こちらの方が古そうだ。そして扁額はあった。

矢差戸隧道

東側の扁額。「やさしどずいどう」

平仮名表記の扁額。ひょっとしたら、元々は東側に漢字表記の扁額があったが、改修などの際に撤去されてしまったのかもしれない。

矢差戸隧道

これは、水場みたいなものなのかな?

矢差戸隧道

東側坑口から内部を望む。

矢差戸隧道

内部から見た東側坑口。

矢差戸隧道

隧道の先(東)には防空壕もしくは二五穴(水路隧道)を塞いだ跡が。

矢差戸隧道

さらに、その先には西側にあったのと同じような防火水槽が。海に近いが、平地が少ない地形からななのか、防災に熱心な土地柄なのかも。

矢差戸隧道

東側より。




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