【名称】松丘隧道
【所在地】君津市広岡
【竣工】1954(S29)年3月
【延長】91m(「平成16年度道路施設現況調査」より)
【幅員】5.5m(同上)
【高さ】3.6m(同上)
2015年3月15日訪問
前回(2011年1月29日)
君津市広岡、国道410号にて。現在地はココ(←クリック) 北を向いている。本日のお題はあの隧道だ。
この松丘隧道、今、千葉の隧道関係者(←どういう関係者だよ!)の間でこの隧道に注目していないのはモグリである(はず)
というのも、去る12月23日朝、かねてから補強工事中だったこの隧道の天井が突然崩落したのだ。しかも吹きつけ直したばかりのところが崩落したとのこと。何やってんだか。。。( ;´Д`)
この事故に関するニュースはこちら(←クリック) それにしても事故に巻き込まれた人がいなかったのはなにより。
なお、この記事の写真を撮影したのは今年の3月。この時、既に隧道は改修工事を開始していた。
また、報道によれば、隧道の耐震検査は2012年12月の中央自動車道・笹子トンネルの崩落事故をきっかけに行われたとされているが、その3ヶ月前に2本隣の大戸見隧道でも同じくモルタル吹きつけの天井が崩落する事故が発生している。てっきり、大戸見隧道の事故を受けて点検・改修を行うことにしたのかと思っていたのだが… ちなみに、おいらが調べた限りでは今回の事故の報道で大戸見隧道の件に触れたものはなかった。勉強不足だぞ!
南側坑口。
南側の扁額。「まつおかずいどう/昭和二十九年三月竣功」
自転車は降りて押すのね。はいはい、了解。
南側坑口から内部を望む。
自転車を押して歩くには狭すぎるんだけど… 途中で何度かバリケードにぶつけてしまったよ( ;´Д`)
内部から見た南側坑口。
この時点で北側半分はほぼ改修が完了していた。最終的には全体がこのようになる予定なのだろう。
崩落したのはこの辺りだろうか?
改修済み区間との境目。元々あったモルタル吹きつけを剥がし、吹きつけ直した上にコンクリートパネルを貼り付ける、という工法で改修していたらしい。
今回の崩落は一ヶ月程前に吹きつけ直したモルタルが剥落したとのこと。吹きつけとパネルの下に高さ約1.5メートルの基礎があるのだが、今回はまだその基礎部分の工事が完了していなくて、いわば吹きつけ部分が浮かんでいたのも原因のひとつではないか、という報道もある。
振り返り。あの車の上辺りが崩落したのかな?(^-^;
北側の改修区間へ。
北側坑口付近はまだ手つかず。
内部から見た北側坑口。
トラックがゴッツンしちゃっただろうか?
北側坑口。
場所を変えて。
北側の扁額。「松丘隧道」
北側坑口から内部を望む。
離れてもう一枚。
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