秋葉神社＆昆陽神社

【名称】秋葉神社(あきばじんじゃ)、昆陽神社(こんようじんじゃ)
【所在地】千葉市花見川区幕張町
【建立】秋葉神社：不詳、昆陽神社：1846(弘化3)年



2011年12月11日訪問



幕張昆陽地下道の途中にある階段。なにも狙った訳ではないのだが、なんとなく昇ってみたくなった。



ここまで、10年ぐらい前までに比べて、街が何となく垢抜けてきたような雰囲気を湛えていたので、ひょっとしたらこの上にお洒落な商店街があったりして？と30%ぐらい期待しながら昇るｗ



ええっと、、普通の住宅街だった(^-^;



そして、ちょっと違和感を醸し出す神社が。なにがイケナイって訳じゃないのだが、新しくて妙に整いすぎているのが神社らしくない。

それもそのはず、ここにある秋葉神社と昆陽神社、地下道の建設に際して、かつての境内を壊して一時的に移転、そして、地下道の完成後に更地にされたこの地に戻って社殿等を再建されたものなのだ。



この鳥居にある扁額じゃなくて、、、なんていうんだろう？看板？、、とにかく、昆陽神社の鳥居。



鳥居の横に設置されていた掲示板。
な、な、なにっ！？神社の境内でワン公なんかにクソやションベンを垂れさせるドアホがいるの？あまり神仏を崇める意識のないおいらだけど、さすがにそんな事ってありえないぞ(;´Д`)



気を取り直して、左側より。2つの社殿が仲良く並んでいる。左が秋葉神社、右が昆陽神社。



こちらにも鳥居が。



こちらは秋葉神社の鳥居らしい。



鳥居をくぐって社殿の方に。



上の写真左に見える案内版。これはクリックすると拡大するので、どうぞ。



狛犬様も真新しい。



「狛犬さーまも、なんちゃら」とかって、靖国神社のコマーシャルソングを思い出した(^-^;



秋葉神社社殿。



昆陽神社社殿。



その隣にある観音様？うーん、教養がなくて、こういうものが何なのか全く判らん(;´Д`)



そして、さらにその隣に並んでいる石碑。7つあるので、七福神かと思ったが「月山大神」とか「金比羅大神」とか刻んであったので、そうではないらしい。もともとかつての境内のあちこちに散らばっていたのをここにまとめたのだろうが、なんだか不自然。



ということで、違和感感じまくりの境内の様子なのだが、「ならどうすりゃいいんだよ？」と言われると返事に窮してしまう。たぶん長方形の境内を提供されて、レイアウトを任された人もさぞかし途方に暮れたのだろう(^-^; 神社仏閣というものは、長い年月をかけて地域社会の生活に溶け込むものなのだろう。

かつて、ロラン・バルトは『表象の帝国』で、皇居を東京の「空虚な中心」と呼んだ。平成の現在、この神社の境内もまさしく幕張町の「空虚な中心」となっている。

なーんて、いや、たぶんバルトの言ってる意味と違うんだろうけど、、、 たまにはちょっとカッコつけてみたかったのさ。ただのスノッブだけど(^-^;