【名称】両総用水17号サイホン
【所在地】茂原市七渡
【竣工】不明
2012年5月20日訪問
現在地は八反目橋の南にある名無しの水門を過ぎたところ。また何の変哲もない橋があるが、その左右に注目!
とりあえず橋の左(東側)にある構造物。なんじゃこりゃ?
水路だ。ってことは、これも両総用水か?水はゆっくりとだが東に向かって流れている。いったいこの水はどこから湧き出している?
とりあえず扁額があるのでチェック。「●豊水慈」
たぶん右書きなのだろう、でも4つ目の文字はよくわからない(;´Д`)
そういえば、近くで似たものを見たことがあるなぁ、、●●さん、△△さん、覚えてますよね?w
※この四文字熟語の回答は最後に。
で、対岸を見ると、なにやらいかにもこの続きらしき雰囲気の施設が。
というか、漁船を正面から見た姿のようだ。いや、喫水線から下が埋まっているから船艦三笠か?
さて、橋(名無し?)を渡って戦艦三笠に近づく。
水門とポンプ?
その後ろには当然水路が。しかし、西からこちらに向けて流れているので、ここにポンプ施設があるってのも変だよなぁ。。。
ちょっと隙間があるので、、、
のぞき込んでみると、結構な勢いで水は右から左つまり、西から東へ流れている。しかし、ここまで沿って走ってきた南北の水路に水が流れ込んでいる様子はない。ってことは、この流れは川の下をくぐって向こうの水路に繋がっているとしか考えられない。
とりあえず、西側にも扁額があったのでチェック。「流慈天早」??? これも慈流というのがいかにも単語っぽいので右書きだろうけど、、、
※この四文字熟語の回答も最後に。
さて、この日はもう既にお目当てのとびきりの物件やMKK氏が鼻から牛乳をこぼした珍物件を見物。チャリを漕ぐのも久しぶりだったので、このままサクサク車に戻ってスーパー銭湯に行こうと思っていたのだが、思いがけず面白そうなものを見つけてしまった。
このまま南に進むか、それとも西か東か、、、
10秒ほど考えたが、行き先はこっちしかないでしょ!ということで、東に向けて進むことにした。日没は近いが、行けるところまで行ってみよう。
※ ※ ※
その後、調べてみたところ、ここはタイトルの通り、サイホンと言われる施設であることが解った。いわゆるサイホンの原理と同じで、特にポンプを介さなくても川底をそのまま通してしまえば水は通るという訳。そっか、言われてみればそうだ。。。参考サイト「関東農政局/ぐるぐるディクショナリー(キッズ用語集)」
そして、東西の扁額について。
これも関東農政局のウェブサイトで判明した。URL
西側(17号サイホン入口)は「旱天慈流」 念のため「旱」は「早」ではなく日照りという意味をもつ漢字。本来、「干ばつ」は「旱魃」だったようだ。なんて、ことを得々と書くと、漢字をよく知らないってことがバレバレなんだけど、せっかく調べたのでメモ代わりに残しておかなきゃ(^-^;
そして、東側(17号サイホン出口)は「慈水豊饒」 これは解るぞ-、三島由紀夫の『豊饒の海』は読んだし。でも「豊饒」と「豊穣」と「豊壌」ってどう違うんだろ?「同じ」と書いてあるところもあったけど、微妙に意味や用例が違うような気も。。。こういう細かい違いが載っている本ってないかなぁ。。。
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両総用水17号サイホン
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