【名称】布施隧道(ふせずいどう)
【所在地】夷隅郡御宿町上布施
【竣工】1930(S5)年
【延長】37m(隧道データベースより)
【幅員】4.3m(同上)
【高さ】4.5m(同上)
2011年10月23日訪問
千葉県道176号夷隅御宿線(いすみおんじゅくせん)の脇(旧道)にある廃トンネル。これはトンネル東側のアプローチを現道から。
この区間、現在は(写真左にわずかに見える)切り通しになっている。駒返隧道を思い出させる。ただ、こちらの方が雰囲気は明るい。
トンネルは2~30m先にあるはずだが、ここからは全く見えない(^-^; ただ、舗装路とセンターラインの存在がかつてここが道であった事を語るのみ。
Wikipediaの記事によれば、ここが廃止されたのは1986年。ちょうど四半世紀を経たことになる。さすがの2車線舗装路もすっかり植生が元気に(^-^;
なんか、手入れが手抜き気味の庭の風景みたい(^-^;
再びセンターラインがわずかに復活。
おっ!見えたか?
キタ━━(゚∀゚)━━
ほんの短い距離なのに、ちょっとした探検気分を味わえる。うん、いいねぇ(・∀・)ニヤニヤ
西側坑口。
坑口に長~く垂れ下がる葉っぱもいいねぇ(・∀・)ニヤニヤ まるで、山奥の廃隧道みたいな風格。数メートル横には普通に現役の県道が通っているってのに(笑)
西側の扁額。「布施隧道」
布施、、、といえば、伸びやかな声やイケメンを思い出すんだけど、、、って、そりゃ布施明だ!(;´д`)ゞ この布施は地名らしい。
再び西側坑口の全景。赤丸で囲んだ石積みに注目。坑口への侵入を防ぐために積んだのか?邪魔だなぁ~、と思いながら、ヨッコラセと乗り越えると、、、
( ゚д゚)ハッ! ばかにグラグラすると思ったら、下にこんなもんが埋まってるじゃないか!!昭和50年代頃によくあった角目のライト。ん~、でも車種はなんだろう?シルビアとか??違うかなぁ、、でも、こんなにつぶれちゃうと考えるのも面倒になっちゃう、、、
よく見たら、後部も一部が見えている。この岩の塊を重機でドサッと載っけたのだろうか?ガソリンちゃんと抜いたよなぁ、、、、ってか、これ、どう見ても不法投棄だろ!!!(;´д`)
二日連続で不法投棄車両が登場した今週末のこのブログ、、、(;´д`)ゞ
さて、気を取り直して東側坑口から内部を。
全景を見ればわかるように、坑口は三段のガードレールで封鎖されている。頑張れば乗り越えられる高さだが、この日はこれから金目鯛の煮付けを食べに行く途中。カメラはこの日初出勤のデジイチだし、服も汚したくないので内部の探索はあっさり放棄(^-^;
ということで、西側坑口へは再び現道に戻って回り込むことに。
はい、あっという間に到着 (^-^;
そもそも、現道を走っていて、「あっ、ここだったか!」と思って車をUターンさせて来たのだった(^-^; コンクリだが、ちょっとクラッシックな抗門がなかなかカッコイイかと。
西側坑口から内部を望む。
やはり、上述の理由から、こちらの三段ガードレールの乗り越えも遠慮しておく。
西側坑口から現道方向を。
トンネル本体は四半世紀も放置されているのにコンディション良好。「まだまだイケルヨー」といいたげだが、この道はそれなりに交通量があるので、このサイズではどうしてもボトルネックになってしまうので、横に切り通しで現道を通したのだろう。
ちょっと横(現道の歩道)より。そうそう、よくこんな感じの鉄道トンネルがあるっけ。
ちなみに、西側には扁額はなし。それもまた鉄道トンネルっぽい雰囲気。
↧
布施隧道
↧