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田渕第一隧道

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【名称】田渕第一隧道(たぶちだいいちずいどう)
【所在地】市原市田淵
【竣工】1973(S48)年3月(改修?)
【延長】117m
【幅員】
【高さ】



2013年6月9日訪問

道にあるちょっと古いもの-田渕第一隧道

千葉県道172号大多喜里見線(おおたきさとみせん)のトンネル。西側より。

道にあるちょっと古いもの-田渕第一隧道

近づいてみると左手に旧道の痕跡があった。

道にあるちょっと古いもの-田渕第一隧道

坑口側から振り返る。現道との接続場所、気づかなかったなぁ、、、

道にあるちょっと古いもの-田渕第一隧道

大した距離はなさそうなので行ってみる。

道にあるちょっと古いもの-田渕第一隧道

旧道跡の終点。現道からは1m弱ぐらい高い位置で路盤は切り取られている。

この時、左手の草藪の中でガサガサっという音が、、、(゚Д゚;)

道にあるちょっと古いもの-田渕第一隧道

藪から飛び出してきたのは、、、ニワトリ?チャボ???
ふー、いや、さすがにシカやイノシシとは思わなかったけど、ビックリしたなぁ(^-^;

道にあるちょっと古いもの-田渕第一隧道

さて、改めて隧道の観察を。西側坑口。

ってか、この西側坑口、真正面からだと、ご覧の通り電柱は邪魔。でもって、トンネルから出た道は不自然に曲がっている(^-^; 写真的には残念な構図だが、特徴的なので「敢えて」載せてみた(笑)

道にあるちょっと古いもの-田渕第一隧道

電柱を避けるとこんな感じ。

接道の線形の悪さが際立つなぁ(^-^; 本来ならボトルネックになるところだが、交通量が少ないのでなんとかなっているようだ。

道にあるちょっと古いもの-田渕第一隧道

西側の扁額。「たぶちだいいちずいどう」

道にあるちょっと古いもの-田渕第一隧道

西側坑口から内部を望む。

道にあるちょっと古いもの-田渕第一隧道

内部からみた西側坑口。

道にあるちょっと古いもの-田渕第一隧道

内部はごく普通のコンクリ巻き立て。

道にあるちょっと古いもの-田渕第一隧道

東側坑口。

道にあるちょっと古いもの-田渕第一隧道

東側の扁額。「田渕第一隧道/昭和48年3月完成」

隣の田渕第二隧道と同様、漢字表記は地名の「田淵」ではなく「田渕」が用いられているが、事情は不明(^-^;

また、竣工時期だが、扁額によれば昭和48年だが、明治の地形図ですでにここに隧道の記号が記されている。また、まきき氏による地元の方への聞き取りによると、トンネルは旧隧道を拡幅されたものとのこと。ということで、S48年は改修時期なのだろう。

「隧道データベース」でこの付近のものをチェックしたところ、月出第1(557、延長112m、幅員3.5m、高さ4m、1908(M41)年竣功)の記録があった。現在の月出第一隧道はここから2本東にあるものだが、改修時期に名称が変更になったのかもしれない。

道にあるちょっと古いもの-田渕第一隧道

東側坑口から内部を望む。

道にあるちょっと古いもの-田渕第一隧道

内部から見た東側の坑口。

道にあるちょっと古いもの-田渕第一隧道

東側より。




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