【名称】新靑崩隧道
【所在地】足柄上郡山北町玄倉
【竣工】2011(H23)年10月
【延長】327.0m(銘板より)
【幅員】3.0m(同上)
【高さ】4.5m(同上)
2013年12月8日訪問
前回(2012年5月6日)
前々回(2012年2月5日)
昨年暮れの玄倉林道訪問記録。
1本目の境隧道を過ぎたところ。ここから隧道祭りが始まる(・∀・)ニヤニヤ
とりあえず、カーブミラーで記念撮影。
紅葉見物には少し遅かったが、逆にそのおかげで人影はまばら。もっとも、一昨年の2月に訪れた時は工事のおっちゃん数人以外はまったく人を見掛けなかったので、それに比べたら随分と賑やかだったかも。
境橋。橋と言っても、おそらく桟橋なのだろう。ただ、横からの姿を見ることができないので形状が確認できなくて、ちょと残念。
境隧道から15分。この林道最新かつ最長の隧道が見えてきた。
この林道で2本目の靑崩隧道に到着。西側より。
ここでちょっと寄り道。(旧)靑崩隧道の西側坑口も見ておこう。3回目だけど、それでもチェックはしておきたよね。
この風景はやはり見ないと。(旧)靑崩隧道東側坑口と、隧道の東側にそのまま連結された洞門(青崩第一洞門)、そしてその先には次の石崩隧道も見える。
写真はパノラマ合成。
隧道手前の靑崩橋。これも桟橋のようなものなのかな。
人があまり入りこんでこないからか、道には落ち葉が積もっていた。
旧隧道の西側にある洞門。「青崩洞門」の銘板がある。
旧隧道という言い方は厳密な意味では正確でないのかもしれない。現在の新靑崩隧道は、この隧道の南側に掘削されたが、途中で元々の、つまりこの隧道に合流している。東側の4分の1は元々の靑崩隧道がそのまま流用されている。
洞門の左側にある杭。「青崩隧道(素掘のトンネル昭和27年開通)」 地元の高校生が建てたものらしい。
坑口の手前は相変わらず厳重にガードされている。しかし、有刺鉄線に綻びが。誰だ、オイタしたのは。イケナイなぁ。気持ちはわからなくもないけど、器物破損はダメでしょ(^-^;
(旧)靑崩隧道の西側坑口。この写真はもちろんゲートの隙間にカメラのレンズを突っ込んで撮ったもの。
さて戻ろう。
いよいよ本日のお題。新靑崩隧道の西側坑口に戻ってきた。
ちなみに、「青」の漢字、2本の隧道と橋は「靑」、洞門は「青」の表記になっている。
ポータルの左に設置された銘板。
「新靑崩隧道/2011年11月/神奈川県/延長327.0m 幅3.0m/高4.5m/施工 岩田地崎建設株式会社」
あ、扁額のアップを撮り忘れてた。でも、3回目だしいいか(^-^;
西側坑口から内部を望む。
延長327メートルで特別長いという訳ではないが、照明無しでカーブした隧道の暗闇はワクワクする( ̄ー ̄)ニヤリ
そして、この隧道の魅力は、このコンクリ吹き付け。新造トンネルでこの感触が味わえるところは珍しいのでは?
内部から見た西側坑口。
途中に一ヶ所、すれ違いスペースがある。
この林道、一般車両通行止めとはいえ、時たま車両も通っている。この日も一台だけ見掛けた。
そうそう、風の噂で聞いたのだが、この林道をビジネスマン風と作業員風のコンビで歩くと、ボランティアの方が運転する車で途中まで送ってもらえるらしい。よかったらお試しを(笑)
しかし、万が一こんな隧道の真ん中で車同士が鉢合わせ、でもって待避スペースがなかったりしたら泣きたくなるよなぁ(^-^; ライトを消すと、ここはもう真っ暗闇。
さらにしばらく進むと隧道は左にカーブする。そしてカーブの途中に鍵の掛けられた扉が。そう、ここが旧隧道との合流地点。
柵の隙間から覗く。灯りらしきものが見えるが、この旧隧道を現役時代に通った事があるdoodoongoo氏によれば、隧道の途中に外(玄倉川側)に通じる小さな穴があるとのこと。もちろん、穴の先は断崖絶壁なので通路ではない。灯り取り?それとも、山肌が崩れて穴が開いちゃったとか?
扉の少し先で内壁の施工が変化する。厳密にはここが旧隧道との合流地点か。東側坑口はもうすぐ。
内部から見た東側坑口。
あのゲートを閉じたら鬼だよなぁ。万が一車でここまでやってきたら、327メートルの暗闇をバックで戻らなきゃならないんだから(^-^;
東側坑口。
上を見ると扁額が。このように、せっかくの扁額を後補のロックシェッドで隠してしまう施工がよくあるけど、残念。
東側坑口から内部を望む。
ロックシェッドの柱の間から玄倉川を見下ろす。左の山肌のすぐ裏に旧隧道が隠れている。
ロックシェッドの東端付近から。
東側より。「青崩第一洞門」
旧隧道西側は「青崩洞門」だった。ってか、あちらの方が古そうだったし。第二洞門はどこに?昨年竣工した新しい名無しのロックシェッドがあるが違うよなぁ。
ロックシェッドの銘板。
「青崩第一洞門/2007年3月/神奈川県/形式 上部 PC製ロックシェッド/下部 直接基礎L型擁壁/制作会社 日本サミコン株式会社/施工 株式会社磯部組」
制作会社と施工会社が違うってことは、この種のロックシェッドって、工場で造って現地まで運んで組み立てるのかなぁ?
ここに来ると誰もが撮りたくなるアングル(^-^;
さらにもう一枚。これはパノラマ合成。
しかし、ここのスケール感はどう映せば伝えられるのだろう。。。う~ん(^-^;
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