【名称】矢通反隧道(やとおそりずいどう)
【所在地】秩父市荒川日野
【建設】1940(S15)年着工、1941(S16)年完成
【延長】32.3m
【幅員】2.5m
【高さ】3.0m
2013年5月20日訪問
秩父市にある道の駅あらかわ。ここから出発。正面の細い道を行く。
4~500メートルほど進んだところの交差点で右に。ここから登り坂になる。
現在地はココ(←クリック)
少し進むと記念碑があった。
これから行こうとしている旧道に関するものかと思ったら、どうやら用水設備の完成を記念したもののようだ。
記念碑の先に案内標が。あと50m 1分!
ここから入る。
見えてきた。
北側より。
北側坑口。
ただのコルゲート補強されたコンクリ隧道ではない。
まずは、内部の勾配。延長30メートル強だが、北側と南側の坑口は3メートル、いやひょっとしたら5メートルぐらい高さが違うのではないか。このあと、ヒイヒイいいながらチャリを押して登ることになる。
これで傾斜具合が解るかなぁ?
内部から見た北側坑口。
そして、コルゲート補強は北半分だけ。南半分の内部は完全素掘り。
素掘り部分は天井が高くなっている。
振り返る。
接合部分。
南側のポータルもコンクリ製のようだ。
内部から見た南側坑口。
南側に抜けると、その先はまたとんでもない下り坂に。
南側坑口。
南側坑口から内部を望む。
坑口の右に案内板があった。
案内板から隧道の素性やスペックがわかった。この隧道は昭和15~16年にかけて建設。尾根の北側の表日野と南側の裏日野を結ぶために建設された。ただし、工事中に予算が3000円不足したため、当初の計画より延長が短く、坑口が上になってしまったとのこと。
隧道開通以前の旧道は矢通反切り通しを通っていたというのだが、どこだろう?この遊歩道の階段を登ってみたのだが、そのまま上の尾根道に出たが切り通しらしきものはわからず。う~ん
西側の現道にも切り通しがあるが、そこが旧矢通反切り通しを掘り下げた跡だろうか?痕跡もなさそうだし、アップダウンも大変そうなので、そのまま隧道を通って戻ったが、現道にも行ってみればよかったかな?
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