【名称】不明
【所在地】上野原市棡原
【竣工】不明
2011年9月25日訪問
このシリーズもいよいよ大詰め。小和田大橋の先(北)にある小集落にて。googleの航空写真にも写っているが、ほんとに小さな集落。事前にそれを見た時は、ホントに道が続いているのか心配だったのだが、ちゃんと続いていた。
集落を過ぎると道が一気に細くなった。
この雰囲気、この区間最初の西沢泉橋から棡原橋に出るまでの道に似ている。
そして現れた最後の橋。見ての通り最初の西沢泉橋にそっくりの小さなトラス橋が現れた。
南側より。
南側左の親柱。銘板はなし。
南側右の親柱。こちらにも銘板はない。こんなところも西沢泉橋と同じだなぁ(^-^;
橋の上から西側の鶴川の流れ。この橋自体は鶴川ではなく無名の沢を跨いでいる。
東側は木の枝ばかりで写真を見てもまったく雰囲気がわからないので、代わりにトラスを。
北側右の親柱。やはり銘板はなかった。残念。
北側より。
※ ※ ※
さて、この路線を「ゴールドベルク変奏曲」と名付けた理由、、、
元ネタは、もちろんJ.S.バッハの名曲「ゴールドベルク変奏曲」。この曲は、主題となる愛らしいアリアを最初と最後に置き、その間に30の変奏が展開されている。変奏は多様だが、最初と最後を同じアリアで挟むことによって見事に調和しているというか、まぁ、おいらが説明するまでもない名曲中の名曲。
そして、この道を見てみると、最初と最後のこぢんまりとした双子のトラス橋がアリアを連想させる。そして、道を進むつれて現れる風景の変化。前後の道の狭隘ぶりから一転して、長大な橋、立派なトンネル、三連橋、さらに立派なトラス橋までさまざまな様態を見せ、最後に再び小さなトラス橋に至る。これがこの名曲を思い出させた。
最初はそれぞれの物件を曲の変奏に当てはめようかと思ったのだが、さすがに大変なのでそれは断念した(^-^;
しかし、全長5キロほどの区間にずいぶんと沢山の物件があったものだと改めて感心。でも、この道の目的って、、、このことはあまり触れないことにしよう。でも末端部分の整備が遅れているのはどうして?画竜点睛を欠くってやつでは?でも、おかげで雰囲気のいいトラス橋が残されているのでいいとしよう(^-^;
橋のすぐ先で道は県道33号に合流する。すでに紹介したように、そちらも快適に整備されていてどちらの道を経由しても上野原市街まで車で20分ぐらいで行くことができる。
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棡原の名称不明橋 ~ ゴールドベルク変奏曲・アリア
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