【名称】両総用水38号隧道
【所在地】東金市家之子
【竣工】1960(S35)年頃
【延長】約700m(地図読み)
2013年8月14日訪問
東金市家之子、変わった地名だ。読み方は「いえのこ」らしい。
で、現在地はココ(←クリック) 10時の方角を向いている。右に見えるアーチは両総用水の公平水路橋。だが、水路橋の前にちょっと寄るところが。
水路橋の所で左に曲がる。この先に水路隧道の坑口があるはず。右手のフェンスの奥が両総用水だが、現在は暗渠化されている。
おっ、見えてきたぞ。しかも扁額もまだ残っている。吐口は扁額どころかアーチの存在さえ判らなくなっていたので、ちょっと嬉しかった。
アーチの手前にある建物には「42号空気弁」の札が設置されていた。
扁額の文字は「山静日長」
山静かにして日長し、とでも読むのだろうか。また恥をかくと格好悪いのでちょっと調べてみたら、概ね正解のようだ。ところで、妙にのんびり平和な雰囲気の言葉だと思ったのだが、さらに調べると、北宋の詩人、唐庚の「醉眠」という漢詩を見つけた。
「山靜似太古、日長如小年。餘花猶可醉、好鳥不妨眠。世味門常掩、時光簟已便。夢中頻得句、拈筆又忘筌。」(山静にして太古に似たり、日長くして小年の如し。余花なお酔うべし、好鳥も眠を妨げず。世味には門常に掩い、時光簟に便ぐのみ。夢中頻りに句を得たり、筆を拈ればまた筌を忘る。)
※参考サイト:「茶の湯の楽しみ」さま
つまり、酔っぱらいが昼間から飲んだくれてご機嫌だよん。お昼寝も気持ちよくて、何か思いついたけど忘れちゃった。テヘッ。って調子のお気楽極楽な詩のようだ(^-^; そうだ、これ、おいらの座右の銘にしようw
なお、隧道名(番号)の特定は、関東農政局のWebサイト(http://www.maff.go.jp/kanto/nouson/sekkei/kokuei/ryoso/keii/02_5.html)を参考にした。
空気弁室から上流方面(公平水路橋方面)を望む。
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