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奥米隧道(奥米1号、2号隧道)

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【名称】奥米隧道1号隧道(おくごめいちごうずいどう)
【所在地】君津市奥米
【竣工】1955(S30)年3月(「平成16年度道路施設現況調査」より)
【延長】100m(同上)
【幅員】5.0m(同上)
【高さ】4.5m(同上)



2014年5月11日訪問

奥米隧道

君津市の三島湖(三島ダムのダム湖)に架かる奥米橋の北側にて。現在地はココ(←クリック) 南を向いている。

橋の先に隧道が控えている。千葉の隧道好きに有名な奥米隧道だ。

奥米隧道

北側坑口。

奥米隧道

北側の扁額。「■米隧道/昭和三十年三月竣功」

一部剥がれているが、奥米隧道となっていたことは間違いない。しかし、この隧道の現在の名前は奥米1号隧道だ。さてなぜか?

(´-`).。oO(なんて勿体付けてみたけど、このブログを見る人のほとんどは事情を知っているんだろうなぁ)

奥米隧道

北側坑口から内部を望む。

奥米隧道

内部から見た北側坑口。

奥米隧道

内部は素掘りにコンクリ吹きつけ。

奥米隧道

データによれば隧道の延長は100メートル。南側に抜けるとすぐに次の隧道があるのが見える。

奥米隧道

南側の坑口もコンクリで巻き立ててある。

奥米隧道

坑口で振り返る。

奥米隧道

南側坑口。

奥米隧道

こちらには扁額がない。

奥米隧道

さて、ふたつの隧道の間の明かり区間に出た(写真はパノラマ合成)

先ほどはちょっと勿体付けてしまったが、この明かり区間、実はかつては隧道の一部だった。つまり、現在2本に分かれている隧道は、元々は1本の隧道だったのだ。

隧道が現在の姿になった経緯については、おなじみdoodoonngoo氏が現地で聞き取り調査をしている。詳しくはdoodoonngoo氏のブログ「隧道道」の「房総半島(36)」を参照いただきたい。

普段、「人見知りだから知らない人と話せない」とぼやく同氏だが、しっかりと決めるところは決めてくれる。やればできる子 YDK!!

     ※     ※     ※

【名称】奥米隧道2号隧道(おくごめにごうずいどう)
【所在地】君津市奥米
【竣工】1955(S30)年3月(「平成16年度道路施設現況調査」より)
【延長】308m(同上)
【幅員】5.0m(同上)
【高さ】4.5m(同上)



2014年5月11日訪問

奥米隧道

さて、このまま南側の隧道に行こう。現・奥米2号隧道だ。

奥米隧道

こちらの坑口にも扁額はない。

奥米隧道

北側坑口から内部を望む。

奥米隧道

内部から見た北側坑口。

奥米隧道

こちらの隧道も内部はコンクリ吹きつけ。

おまけに、内部は全体的には大きく左にカーブ、そして細かくは蛇行しているという特徴的な線形を持っている。

奥米隧道

少し進むと低い横穴がある。

奥米隧道

中を覗くとゴミが散乱している。時期によっては水没してゴミがプカプカ浮かんでいそうだ。ちょっと入りたくないなぁ( ;´Д`)

奥米隧道

なんでこんなに蛇行しているんだろう。まさか、建設業者がちょっとしくじった?(^-^;

奥米隧道

そして第2の横穴が出現。

奥米隧道

こちらは水没。しかし奥が開口しているではないか。でも何のための横穴なのだろう?排水用の穴とか?

奥米隧道

でも、長靴履いてきていないんだよな~ きっとまきき氏がチャレンジしてくれるだろう(・∀・)ニヤニヤ

奥米隧道

ふたつめの横穴を後にして、ラストスパート。

それにしてもこの隧道、なんとかすれ違いは可能だが、あまり幅員に余裕がない。しかも左右に側溝があってうっかり幅寄せしすぎると大変なことになりそうだ( ;´Д`)

奥米隧道

北から入ったが、カーブして抜ける先は東側。

奥米隧道

で、この東側の巻き立て区間は若干長目だ。

奥米隧道

東側坑口。

奥米隧道

東側坑口から内部を望む。

奥米隧道

東側の扁額。「おくごめずいどう/昭和三十年三月竣功」

奥米隧道

こちらの坑口は土被りが薄いようだ。

奥米隧道

少し離れてもう一枚。

     ※     ※     ※

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