【名称】川畑隧道(かわはたずいどう)
【所在地】夷隅郡大多喜町押沼
【竣工】1951(S26)年(「平成16年度道路施設現況調査」より)
【延長】165m(同上)
【幅員】2.4m(同上)
【高さ】2.2m(同上)
2014年12月8日訪問
前回(2013年4月21日)
前々回(2011年5月9日)
その前(2011年4月4日)
大多喜町川畑、現在地はココ(←クリック) 北西を向いている。この先に向かう。
植林地に進む。なお、この道は林道ではなく町道らしい。
隧道が見えてきた。南側坑口。
ボックスカルバートのつまらない隧道に見えるが、これはかりそめの姿。
中を覗くといきなり素掘りのお出迎え。
この隧道、数年間こちら側の坑口が崩落して通行できなかったのだが、一昨年(2013年)の初め頃に修理されて華麗に復活を果たした。
なお、崩落時期の姿はこちらの記事(←クリック)を参照のこと。さらに、崩落前の往年の姿はdoodoongoo氏の隧道道に載っていたような気がするけど… 見つけられなかった( ;´Д`) ひろキティ氏の旧サイト「山の隠れ里」にも載っていたが、こちらは残念ながら現在は閉鎖されてしまった。
内部から見た南側坑口。
158の書き込み。北側坑口からここまでの距離だろう。
さて、何度かレポートしたことのある本隧道だが、今回あえて再訪したのは、気になる情報を目にしたから。
平成23年第3回定例会(大多喜町議会議事録)←クリック
こちらの22ページに、「災害防除で黒原佐野線の災害防除、吹きつけ、川畑トンネルの内部の吹きつけと古門部分の工事を予定しております。現在、測量の段階でございます。 」
という記述を見つけたのだ。せっかくの素掘りが吹き付けられちゃう!?∑(゚д゚; )ガーン ということで、あわててやってきた次第。まだ素掘りは無事だった。
左のケーブルは照明のためのもの。もっとも今は照明が故障中のようだが(^-^;
この付近は巻き立てられていたようだが、ご覧の通りボロボロ(^-^;
このビラビラ状のものは… コンクリート鍾乳石みたなものだろうか?そうは見えないけど吹きつけしてるのかな?それとも土壌に石灰分が多いとか?
ここまで路盤も舗装されており、快適に進んでこられた。
しかし、この先で隧道は驚きの姿を晒すのだ。
とりあえず故障中(?)の電灯。崩落したばかりの頃は通る人もほとんどいないだろうにけなげに点いていたらしいのだが、いつしか明かりが消え、修復なったいまもそのままという… (^-^;
そして電灯の先で内部の姿は一変。突然天井の高さが倍になる。明らかに崩落した跡だ(^-^;
少し進んで振り返るとこうなっている。
路盤も急に落石だらけに。崩落が現在進行形で進んでいることが伺える(^-^;
ここを見学する際はヘルメットを忘れずに… でも、おいらは忘れてしまった。なるべく素早く仕事を済ませないと ( ;´Д`)ゞ
北側の坑口が近づくと若干状況が改善。
ほんとに「若干」の改善だけど(^-^;
北側の坑口も巻き立てられている。こちらは以前からのもの。先ほどの議事録に記されていた「古門」とはこちらの事だろうか?
巻き立て部分で振り返り。素掘り部分でいきなり幅員が半分になるなんて、まるで嫌がらせだ(^-^; 最初に来たとき、ライトを持っていなくて、これを見たら足がすくんだことを思い出す(^-^;
北側坑口。南側の明かりが見える。
少し離れてもう一枚。
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