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Channel: 道にあるちょっと古いもの
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(仮称)二入隧道

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【名称】不明
【所在地】君津市二入
【竣工】不明
【延長】約50m(目測)
【幅員】約5m(目測)
【高さ】約5m(目測)



2014年3月9日訪問

(仮称)二入隧道

君津市二入、国道465号にて。現在地はココ(←クリック) 東を向いている。この先の商店(スーパー)の先にある角を左に曲がる。

(仮称)二入隧道

この道、現在はこの少し先で行き止まりになってしまうのだが、昔は木更津や君津方面に抜ける幹線道路だった。

(仮称)二入隧道
(この地図は、時系列地形図閲覧サイト「今昔マップ on the web」((C)谷 謙二)により作成したものです。)

その証拠のようなものがコレ。左は明治36年測図・明治39年6月30日発行の地形図、右は現在の国土地理院の地形図。赤丸はこれから目指そうとしている隧道だ。東から延びてきた右は冒頭写真にあるスーパーの角で北に折れ、その先で現在の房総スカイライン付近の道に繋がっている。

(仮称)二入隧道

さて、そんな由緒正しい幹線道路の現在の姿だが…

(仮称)二入隧道

こうなっている… (^-^;

(仮称)二入隧道

ってか、刈り払いされているだけまだましなのかもしれない。この数年前に、まきき氏が初めて訪れたときは、道の存在に気付かない状態だったようなので(^-^;

しかし、その後、まきき氏の再調査による隧道の発見や、その後アノ有名サイトでも取り上げられたことなどで、少しは有名な存在になったのか?(笑) おいらが訪れた時は気持ちよい古道の姿になっていた。

(仮称)二入隧道

なお、写真はそれなりに明るそうに写っているのだが、実際はかなり薄暗くなっていた。なにしろこの時は3月初旬の午後6時少し前。お腹も空いてきたので帰りにさっきのスーパーでパンでも買おうかな、と思っていた。

(仮称)二入隧道

ということで、少し歩くと、見えてきた!!

(仮称)二入隧道

噂通りのデカイ素掘隧道!(゚д゚)!!

(仮称)二入隧道

右の坂は旧道だったらしいが、今回はそちらの探索は省略(^-^;

(仮称)二入隧道

南側坑口。

(仮称)二入隧道

崩れ落ちてきそう、というより何度か崩れたことがあるはずだが、坑口に土砂が堆積しているということもない。ひょっとして定期的に片付けられているのかしら?

(仮称)二入隧道

南側坑口から内部を望む。

(仮称)二入隧道

内部から見た南側坑口。

(仮称)二入隧道

北側に進むにつれ、天井が下がってくる。

(仮称)二入隧道

この出っ張りは何のためにあるのかな?(^-^; 振り返りながら撮影。

(仮称)二入隧道

内部の地層。これも振り返りながら。

(仮称)二入隧道

あ、横穴。戦時中の防空壕代わりの痕跡なのか(はたまた別の目的があるのか)房総の素掘隧道によくあるパターンだ。

(仮称)二入隧道

横穴には畳らしきものが突っ込まれていた(^-^;

(仮称)二入隧道

その置くにはなにやらよく解らない機材らしきものも… でもちょっと奥に入りたくはないなぁ(^-^;

(仮称)二入隧道

隧道を抜けた先は笹藪。先ほども述べたように、既に周囲はかなり暗くなっていたので、これ以上進む気にはなれなかった。このまま進めば房スカに合流するらしいが、おいらは今回は遠慮しておこう。

(仮称)二入隧道

北側坑口。

(仮称)二入隧道

坑口脇にこれまた穴ぼこが。

(仮称)二入隧道

防空壕かな?

(仮称)二入隧道

北側坑口から内部を望む。

(仮称)二入隧道

さて帰ろう。国道まで戻ってさっきのスーパーで食料調達と思っていたのだが、国道に出るとお店は閉まっていた( ;´Д`) 6時閉店だったのかな?

■参考サイト:トンネルコレクション「《君津市二入の隧道》(名称不明)
  ↑
まきき氏による発見時のレポート。明るい写真豊富で見やすいよ

     ※     ※     ※

おまけ動画。今回のは暗くてかなり見づらいかと(^-^; 実際の明るさはこんな感じだったかなぁ。撮り直ししなきゃな…





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