【名称】開運隧道(かいうんずいどう)
【所在地】南巨摩郡早川町奈良田
【竣工】1958(S33)年(「平成16年度道路施設現況調査」より)
【延長】217m(同上)
【幅員】4.5m(同上)
【高さ】3.5m(同上)
2014年10月26日訪問
山梨県道37号南アルプス公園線にて。広河原から約17キロの道をトボトボと歩きようやくマイカー規制区間の南端にたどり着こうとしている。現在地は放水路隧道南側のココ(←クリック)
10時間ぶりの開運隧道。といっても、10時間前はまだ周囲は真っ暗、寝ぼけ眼でバスに揺られて通過したのでほとんど初対面のようなものだ。
北側坑口。
くぅぅ、ようやくココまで戻ってきた(T-T) 感動しきり、と言いたいところだが、のんびり感動に浸っている場合ではない(^-^; 時間は午後4時少し前、宿泊予定の下部温泉まで車で1時間近くかかるはず。タイムリミットぎりぎりだ。でも、少しだけ感動に浸ったけど(^-^;
北側の扁額。「開運隧道」 天野久元山梨県知事の署名もある。
坑口横のプレートも他の隧道とちょっと書体が違うしw
北側坑口から内部を望む。
内部から見た北側坑口。
さて、いよいよ最後の隧道に足を踏み入れた。なお、これはフラッシュを用いて撮影している。
ん…
クラックから泥がにじみ出している(^-^; そっか、竣工してから半世紀以上経っている隧道なんだよなぁ(^-^;
隧道に入った直後からチラチラと見えていた警備のおっちゃん。あと30メートルぐらいというところまでたどり着いたら、ゲートを開いて待っていてくれた。
おっちゃんの出迎えを受けてようやくゴール ヽ(´ー`)ノバンザーイ
南側坑口で振り返り内部を望む。
ところで、このゲートだが、閉鎖時間を過ぎても南側に出ることだけは可能。もしもの時のためのゲートの開き方をおっちゃんが教えてくれた。これで次に来るときも安心だw(その方法の公開は自粛)
南側坑口。
南側の扁額。「開運隧道」
※ ※ ※
ところで、開運隧道の南側坑口の右にもうひとつ隧道がある。奈良田第一発電所に通じる隧道だ。南側坑口。
扁額。
「奈良田?電?」読めない( ;´Д`) 隧道名ではなさそうだけど… これも天野元知事の署名入りなので、南アルプス公園線の整備と同時期に建設されたのだろう。なお、奈良田第一発電所の運用開始は1961(S36)年だ。
※ ※ ※
さて、開運隧道の南側の橋。早川の支流・広河内に架かる橋。北側(開運隧道側)より。
橋の上から西の上流方面を望む。いきなり砂防ダムだ(^-^; この右側(左岸)の道も登山道になっているようだ。途中に吊り橋もあるようで、いつかは行ってみたいなぁ。
東の下流(早川)方面。左に奈良田第一発電所の建屋が見える。
南側より。左側にこの橋唯一の親柱があった。
正面に見えるのが開運隧道、右にあるのが奈良田第一発電所への隧道。
んぬぬ、、、なんて書いてあるのか読めない。
あ、こうすりゃよかったのか(^-^;
「広河内橋」でいいのかな?
おっ、発電所見学だって?イイネ!!こりゃ行ってみたいぞ。しかも発電所だけじゃなくて隧道も見学できるし。次に行ったときは見学しなきゃ(・∀・)ニヤニヤ
I'LL BE BACK!! また来るから待っててくれ!
開運隧道を過ぎると、それを待っていたかのように雨が降り出した。早く車に戻って温泉に行こっと(^-^;
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