【名称】不明
【所在地】君津市大坂
【竣工】不明
【延長】約30m(目測)
【幅員】約3m(目測)
【高さ】約3m(目測)
2016年8月14日訪問
君津市大坂(おさか)、名称不明の林道にて。今いるのはココ(←クリック)。以前紹介した素掘隧道の北側だ。ここから更に奥に進む。
Yahooの地図では隧道の印だけポツンと描かれていて、道は載っていないが、実際はこのように車道規格の道が存在する。あ、いや、路盤がこれだけ荒れ気味だと、元車道というべきだろうか。まぁ、軽トラやジムニーを操る人達はこれぐらいなら結構平気で入ってきそうだけど(^-^;
比較的大きめの切り通し。
向かって左(西側)の法面。
右側の法面。
通り過ぎて振り返り。
(この地図は、時系列地形図閲覧サイト「今昔マップ on the web」((C)谷 謙二)により作成したものです。)
ここで、歴代の地形図を確認してみよう。いつものように今昔マップから。左は平成19年発行の、右は現在の地形図。現在の地形図には道こそ描かれているものの、隧道は記されていない。それに対して、平成19年のものは1ヵ所隧道があることになっている。
(この地図は、時系列地形図閲覧サイト「今昔マップ on the web」((C)谷 謙二)により作成したものです。)
次に、時代を遡って、昭和57年発行の地形図を見てみる。同じく1ヵ所隧道があることになっているが、場所が違うし!!! (゚д゚)ハッ!!
(この地図は、時系列地形図閲覧サイト「今昔マップ on the web」((C)谷 謙二)により作成したものです。)
最後に昭和22年発行の地形図を見ると、2本の隧道記号が。実はこれが現状に最も合致している。終戦直後の大変な時期だったってのに(^-^;
さて、1本目の隧道から5分ほどで次の隧道の登場。
この、反対側がどうなっているのか解らない状態がワクワクする(笑)
とりあえず、向こう側の坑口も無事に開口しているようだ。ただ、ちょっと形が…
南側坑口。
少し構図を変えてみる。
南側坑口から内部を望む。向こう側の坑口、素掘にしては珍しい綺麗なアーチになっている。
内部から見た南側坑口。めずらしくフラッシュを使ってみたけど、けっこういい感じで撮れた。
北側に向かって若干の上り勾配になっているように見える。これは地層のせいによる錯覚だけではなく、実際に上りになっている。
内部から見た北側坑口。少し土砂が積もり気味なのだろうか?
隧道の北側に出ると道の状況が一気に変化する。
というか、これじゃ四輪車の通行は絶対無理(^-^;
北側坑口。
少し離れてもう一枚。右側は谷状に落ち込む地形になっている。写真はパノラマ合成。
この先も道は少し広がる箇所があるものの、基本的に細いまま。少しだけ先に進んでみたが、隧道もなさそうなので、引き返した。ちなみに、この後に向かったのは、大坂川上流の素掘隧道や水路隧道群だったりする。
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おまけ動画