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大戸見の廃道

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【名称】不明
【所在地】君津市大戸見


 

2018年4月8日訪問

 

 

先日紹介した君津市大戸見の廃隧道、その北側坑口から出て前方に広がる風景(^-^; 4年前に初めてここを訪れた時は、ここから先に行こうとは微塵も思わなかった。だって藪だけで道ないし(^-^;

 

だが、某変態まきき氏はこの先にも行ったことがあるという。隧道の先、とりあえず少し下ってそこから右に道が延びているそうだ。まったく、よくやるよ、頭おかしいんじゃね?と思っていたのだが、、、

 

 

ここで新旧の地形図を比較してみよう。まきき氏の言う通り、確かに道は隧道の先で右に延びている。現在の地形図でも一応100メートルほどは道があることになっている。

 

隧道の北、現在、上総モナークCCがある付近は昔は農地や植林地だったようだ。1970年代以前の航空写真(CKT7414-C8B-18など)を見ると、棚田(段々畑?)らしきものや緑(植林地?)の中を突っ切る道が見られる。道や隧道はそこへのアクセス路だったようだ。ということは道が廃道になったきっかけはゴルフ場ができたことであることはほぼ間違いない。上総モナークCCがオープンしたのは1984(昭和59)年のこと。30年間熟成された廃道はどうなっているのだろう(・∀・)ニヤニヤ

 

 

さて、現地の様子に戻ろう。確かに坑口から降りることはできた。振り返って隧道の坑口を見上げる。

 

 

そして、右を見ると、確かに路盤があるじゃないか ( ゚д゚)ハッ!

 

 

枝の下から這い出してみると、その先には踏み固められた状態の良好な路盤が残っていた。

 

 

ここも隧道までの道と同様、元々は2メートルの幅員が確保されていたのではないだろうか。往時は軽トラぐらいは走っていたのかもしれない。

 

 

プチ崩落。これは通るのに特に問題はなし。

 

 

大きなヘアピンカーブ。赤線が道。

 

 

カーブの先端は築堤状になっている。ここだけはどういうわけ幅員が狭い。

 

 

カーブを過ぎると幅員は回復した。

 

 

途中唯一、路盤が完全に失われている箇所。通り過ぎてから振り返り。ここは高巻きで突破した。

 

 

現在地はココ。まるで山奥に迷い込んでしまったような景色だが、実は直ぐそばに上総モナークCCのクラブハウスがある(^-^;

 

 

実際、歩いているとゴルフ場からの放送らしきものがガンガンと聞こえてきていた(^-^;

 

 

楽しい廃道歩きももうすぐ終わり。

 

 

ゲートが見えてきた。

 

 

ゲートの先は、、、

 

 

小奇麗な舗装路。

 

 

右はすぐに上総モナークCCのクラブハウス。コースはJ・ニクラウスが設計したそうだ。昔、日産のグロリアにジャック・ニクラウス・バージョンってのがあったなぁ。

 

 

左は国道方面。

 

 

ここから出てきた(^-^;

 

 

さて、帰ろうか。

 

 

帰りはあっという間だった。

 

 

 

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