【名称】千葉県道81号市原天津小湊線(いちはらあまつこみなとせん)
【所在地】鴨川市四方木
【訪問日】2019年10月28日
鴨川市四方木(よもぎ)、千葉県道81号市原天津小湊線(いちはらあまつこみなとせん)・通称「清澄養老ライン」にて。現在地はココ(←地理院地図)。正面の橋は白岩橋。橋の先にはスカッと伸びる道があるのだが、、、
実は橋を渡ったすぐ先の左に100メートルほどの旧道区間がある。実は、以前はこんな随分と不自由な線形の道だったのだ。
今では基本的に通りたくてここを通る人はまずいない。
枝が散らかっている風景はいかにも廃道的なのだが、これは10月に連続して房総を襲った台風と大雨のせい。実は普段はこれほど散らかってはいない。一見、全く役立たずの旧道落ちしたかに見える区間なのだが、今では新たな役割を得ている(後述)。
前の写真で右側に写っていた道路情報板。まぁ、たしかにそうなのだが、ぶっちゃけあってもなくても、、、(^-^;
旧道から小櫃川に降りることができる。夏場は川遊びをする人達も多い。
「路肩駐車禁止」の看板があるが、これは現道が開通する以前に設置されたものだろう。今では公衆トイレも設置され、むしろウェルカムという雰囲気なのだ。ただ、紅葉の季節だけはおそらくここも激混みになるはず。「はず」というのは、紅葉の時期にはボトルネックが多いこの道には絶対に近寄りたくないからだ(^-^;
旧道区間も半分以上を過ぎ、、、
現道に合流する。
天津側の旧道入り口。現在はこの写真のようにクイッとカーブし、下って現道に合流するようになっているが、おそらく以前はもう少しそのまま真っ直ぐ伸びていたのだと思われる。
少し天津側に進む。おそらく左の法面の上が旧道の高さだったのだろう。
そして現道と同じ高さで合流。
少し進んだ先に路側帯の白線を消した跡がある。線形改良の痕跡だ。ここはおそらく改良前にも何度か通っていたはずだが、実は以前の姿はよく覚えていない。いつの間にかなんとなく前より走りやすくなったなぁ…とは思っていたのだが(^-^; この道にはそのような区間がちらほらとある…ような気がする(^-^;
ここにも昔の路盤の痕跡が。
このカーブの左に膨らんだ部分もだろうなぁ。。。
なお、このふくらみ部分には立派な墓が2基あった。珍しい名字だったが、それより目を引いたのが墓誌。もっとも古いもので宝永年間(1704~11)に亡くなられた方まで載っていた。300年前の四方木地区はどんなだったのだろう?
少し進むとまたまた改良跡。
ということで、昔の路盤を歩くと、、
道から追い出されてしまった(^-^;
ところで、なぜこんなところをウロウロ歩いているかというと、実はこの日、この県道は法面が崩れて通行止めになっていたのだ。前の晩に白岩でソロキャンをしたのだが、帰る前にちょっと崩落現場を見ていこうと思った次第。
重機とバリケードが見えてきた。いよいよ現場だ。
やってるやってる。
どんな状態になっているかドキドキだったのだが、、
意外と大したことはなかった?土砂崩れはあったものの、法面の構造物が壊れたような様子ではなかった。
ということで、ここで引き返したのだった。工事のみなさん、おつかれさまです。
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前の晩の模様
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