【名称】島戸倉隧道(島戸倉隧道)
【所在地】富津市金谷
【竣工】不明
【延長】
【幅員】
【高さ】
2011年12月5日訪問
富津市金谷、国道127号の島戸倉トンネルの旧道部分。現国道の島戸倉トンネルの姿は完全な平成仕様だが、実は昭和18年に竣工したトンネルを改良したものらしい。ということは、ここは旧道落ちして既に60年近く経っているということになる。
南側より。
ところで、旧道に入った瞬間、驚愕の風景が展開していて、しばしこの道に何事が起きているのか理解できなかった。というより、今でも正確な事情はよくわからないのだが、、、
一体何が驚愕かというと、、、手前の崩落?こんなのは可愛いもの。というか、その先にあるもののおかげで最初は気づいていなかった。ちょっと勿体をつけて隧道の坑口にボカシを入れてみたのだが、そこにあるのは、、、
なんじゃこりゃ~~(゚Д゚;)
隧道の3分の1以上が巨大なスリットで塞がれている。なんらかの工事のための一時的な封鎖?いやいや、それならこんなにしっかりとしたものにしないでしょ。
ちなみに、この数十秒前、おいらの前を走っていたプリウスがソローリ、ソローリと慎重にスリットの隙間を入っていった。普通車なら何とか通り抜けられる幅員は確保されていることが判明。
道路に描かれた黄色い文字。「私有地」
これを見て、なんとなくこの地で起こっている出来事が想像されてきた。
とりあえず、車で通る前に徒歩で調査。ということで、改めて南側坑口。
スリット(南側坑口)から内部を望む。隧道は南側半分が拡幅されている。この隧道、明治の地形図にも記載があるらしい。おそらく拡幅は後年のものだろう。とはいえ、何故にこんな中途半端な拡幅なのかも謎。もともと、この様子は某サイトで見て知っていたので、記事の中心はこのネタになるはずだったのだが、、、(^-^;
そして内部に続くイエローラインの向こうにはまたしても「私有地」の記述が、、、
うっかり足を踏み入れると大変な事になりそうなので、「私有地」を避けて進む。そして内部からみた南側坑口。
帰宅後に検索すると、この「私有地」の地主さんに遭遇した人の話が出てきた。北側から入ってきたダンプがスリットを抜けられずにバックしたこともあったとか、、、滝汗
その後、まきき氏も地主さんに会ったようだが、その時はどうも不機嫌だったらしい。おいらは会うことができなくて運がよかった残念だったなぁ(^-^;
さて、こちらは内部から見た北側坑口。南側のような巨大な壁はないものの、立てかけられた竹は明らかに私有地への侵入を阻止するためのもの。
隧道を抜けての振り返り。北側坑口。
隧道の先。イエローラインはさらに続く。北側の「私有地」(元国道)は駐車場として有効利用?されているようだ(^-^;
少し離れてもう一枚。
さて、この状況はいったいどうして起こったのか?まぁ、おいらなりにストーリーを想像はしているのだが、とりあえず余計な事は言わないようにしておこう。それにしても、この道、なぜか時々通過する車がある。確かに前後にマンションや家が建っているのだが、それらへアクセスするためでもないようだ。う~ん、これも謎(^-^;
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島戸倉隧道
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