【名称】不明
【所在地】富津市豊岡
【竣工】不明
2012年9月23日訪問
昨日の続き。いよいよ湖底の橋に踏み出す。残念ながら親柱の銘板は取り外されていた。
湖底に沈んでから三十数年、欄干のパイプはすっかり錆びてついて落ちてしまっているものの方が多い。かしか、なぜか一番上のものはほとんど残っているのはどういう訳なのだろう?
左側の銘板も撤去されていた。
ちなみに、左側が下流になるのだが、こちらの欄干は比較的残っている。普段湖底に沈んでいても、水の流れの影響とかがあるのだろうか??
橋の上に溜まった泥は厚さ10センチはあるのだろうか。意外と堅く締まっていて乗っても長靴が沈んで足を取られるようなことはなかった。草の生え方といい、干上がってから結構日にちが経過しているようだ。このダム、灌漑用なのだが、水の供給は大丈夫だったのだろうか?(滝汗)
しかし、9月に入ってから、雨続き、もう沈んでしまっているんじゃないかと、密かに心配だったのだが、おいらの趣味的にはよかった(^-^;
橋の上から南の上流方面を望む。
そして北の下流方面。
県道の方を振り返る。
さて、橋を渡りきろうというところで、足跡を発見( ゚д゚)ハッ!
だ、だ、誰だ~~。「もしかして、QNさんに先を越されちゃった?今頃新幹線の中で泥だらけの長靴を抱えて( ̄ー ̄)ニヤリとしてるんじゃね!?」とヒソヒソうわさ話。
というのは半分冗談で、ここも泥が堅く締まっていたので、足跡は結構前のもののようだった。
再び振り返り。しかし、なんでまた、こんなところに突然足跡が現れたのか謎だったが、、、
東側より。
たしか、以前「橋は興味ないっす」と言ってたまきき氏だが、大興奮で撮影中。実は好きなんですな(・∀・)ニヤニヤ 新サイト・ブリコレ(ブリッジ・コレクション)を立ち上げるのではないかという噂もwww
西側より。
さて、橋の先にも何か残ってるんじゃないか、、、と進んだ先に、こんな光景が待っていた。
あれー、これ、明らかに最近、重機で掘ったものだよなぁ?? 現地でこれを見た時は、なんでわざわざこんな事をしたのか全く見当が付かなかった。
しかし、改めて考えてみると、これ、ダム湖の底に溜まった水をかき集めるための苦肉の策だったのではないだろうか。先程の橋の先の足跡は、その歳の工事関係者の足跡だったのかもしれない。
以上、まったく根拠のない想像なんだけど(^-^;
さて、行く手を川に阻まれ、困ったなー、と思いキョロキョロしていると、なにやら遺構らしきものを発見。早速近づいてみた。
( ゚д゚)ハッ! 道だ。コンクリ舗装の跡じゃね?
路盤の上に立ってみると、道は橋からまっすぐに伸びていた。
そして、左に見える枯れ木は何の木なのだろう。柿?夏みかん?きっと、かつてはシーズンになると実を沢山つけていたんだろうなぁ。そして左右には畑か田んぼが広がっていたんだろうなぁ。。。(ノД`)
さて、道はそのまま法面の手前で途切れていた。改めて地図を見ると、その先に道の続きらしきものが描かれている。
さて、再び橋まで戻ってきた。おっと、そうだ、東側の姿を撮り忘れていた。ということで撮った一枚。
雨脚はますます強くなっていた。傘を差していたが、もう二人ともびしょ濡れ。おまけに、濡れた草を蹴倒して進んできたため、長靴の中にも水が溜まって、歩くとズボズボと音が(;´Д`)
動画撮影中のまきき氏。
あ、そうだ、、このシーン撮っておこう。
さて、この辺りで、我々カワグチヒロシ探検隊は異変に気づいた。
この写真は50分前のもの。赤丸の中に注目。
明らかに水位が上昇しているゾ(;・∀・)
そして数分後、まきき氏に悲劇が襲った!
増水のため、橋は水没。対岸に一人取り残されてしまったのだっ!「ボクチンおウチに帰れない…」途方に暮れるまきき氏。。。
というのは、もちろんウソで、15分後には無事に帰路に。決死の覚悟で撮影された動画も、トンネルコレクションorブリッジコレクションで近日公開予定(のはず)。
お疲れ様でした。
※ ※ ※
ここからは後日談。
まきき氏から数日前の様子の写真を送ってもらったので、締めくくりに。
北側から。橋はすっかり水没している。画面右端に橋の東側に立っていたポールが写っている。。。orz
そして南側より。
さよなら。いや、またいつの日かお会いしましょう。おやすみなさい。。。
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戸面原貯水池に沈む廃橋
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