【名称】国道300号
【所在地】南巨摩郡身延町古関
2012年10月15日訪問
国道300号、正面に見えるのは2001年に完成した木喰トンネルの東側坑口。そして左には明らかに旧道と判る分岐が。
この数分前、トンネルの西数百メートル付近で封鎖されている分岐があった。引き返そうかどうしようかと考えながらゆっくり走っていたら、今度はうまく旧道入口を逃さずに済んだ。やっぱりゆっくり走るもんだね(^-^;
旧道は少し進むと車止めが設置されていた。特に予告もないので、なんとなく入りこんできた人には嫌がらせだよなぁ(^-^; でも、気兼ねなく車を停めておけるのはありがたい。
香ばしい廃道風景 ( ̄ー ̄)ニヤリ
一旦徒歩で入りかけたが、チャリを持ってきていたのを思い出す。少し長そうなので、チャリでの探索に切り替え。
ところで、これ、いわゆる人工廃道化というやつだろうか?
小さな切り通しを過ぎると、、
道は急な下り坂に。あ、そうか、電柱の保守のために幅員の半分は埋められずに残っているのか。
道の下には常葉川が。清々しい天気でいい気分なのだが、どんどん下るのが気になる。下るのは楽ちんだが、後でその分上らなければならないと考えるとちょっと気が重くなるんだよなぁ(^-^;
この辺りは、ちょっと保守が手抜き気味の現役道路という風情。
ありゃ、まだまだ下りが続くよ。参ったな(^-^; 仕方がない、、といい加減覚悟を決めた。
おや、アーチ橋が見えてきた。
そう、上は現道、木喰トンネルの東側坑口に接続する橋だ。
橋台になにやら落書きが(;´Д`)
「魁 T部最高」をい、一本足りないんじゃね?字の間違いはともかく、この種の郷土愛的な文言の落書きはちょっと珍しいかも。でも郷土の恥さらしになってるぞ(;´Д`)
下から見たアーチ橋。
右上の土地、いかにも現役で利用されてそうな雰囲気。実際、数分後に橋の上から見下ろしたら、里芋畑になっていた。もっとも、農地という程の広さではなかったが。
それにしても、進行方向は更に下りが続く。随分下ってきたと思うのだが、、
振り返って見ると、現道との高低差は数メートルだけ。あれっ、どういう事だ?木喰トンネルが結構な片勾配なのか、それとも実は思ったほど下っていないのか。実はトンネルの中の勾配はあまり記憶にない。ってことは大した勾配ではないのだと思うのだが、、、
やっと下りきったと思ったら、道が荒れ出した。ま、ま、まさかこのまま通行不能になったりしないよね(^-^;
と、ほんの一瞬焦ったのだが、すぐに終点が見えてきた。そして最後に旧道からプレゼントが。
真新しいオニギリ。まさか、旧道になってから設置されたはずがないと思うので、少なくとも10年以上は経っているはず。車の通りが途絶して痛みが進まなくなったのか。まるでここだけ時が止まったかのよう。
旧道区間、西端の封鎖地点。
その先はすぐに現道に合流する。
今度ここを通りかかったら、こっちから進むことにしよう。
月曜午前の国道はまだ車の通りも少なかった。それにしても、この道は旧道区間だらけ。月曜日は時間の制約があるので、ついつい急ぎ足になってしまうのだが、次は他の区間も歩いて見たいなぁ。
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国道300号・木喰トンネル区間の旧道
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