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村山下ダム

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【名称】村山下ダム(むらやましもだむ)
【所在地】東大和市多摩湖
【形式】アースダム
【竣工】1927(S2)年
【堤高】34.5m
【堤頂長】610m



2012年12月23日訪問

道にあるちょっと古いもの-村山下ダム

東京の水瓶のひとつ多摩湖。実は最近まで知らなかったのだが、村山上貯水池と村山下貯水池のふたつから構成されていて、まとめて多摩湖と呼ばれているらしい。この村山下ダムは名前の通り村山下貯水池のダム。堤体の南側より。

道にあるちょっと古いもの-村山下ダム

貯水池を望む。

道にあるちょっと古いもの-村山下ダム

親柱。
戦時中、堤体を守るために下半分が埋められ、上半分はカモフラージュのためにコールタールで黒く塗られていたのだとか。

道にあるちょっと古いもの-村山下ダム

貯水池の名物?2つの取水塔。手前が第一取水塔で、奥が第二取水塔。

道にあるちょっと古いもの-村山下ダム

第一取水塔。自称?「日本一美しい取水塔」 確かにその呼称に恥じない優美な姿をしている。
いいね~、いいね~、あんな別荘が持てたら最高だねぇ!

ちなみに、この取水塔、取付きのトラス橋とセットで土木学会選定日本の近代土木遺産のAランク物件。

道にあるちょっと古いもの-村山下ダム

第二取水塔。ってことは、こちらは「日本で二番目に美しい取水塔」のはずだが、どこにもそんな記述は見あたらない(たぶん) それどころか、土木遺産にも指定されていない。

2つの堤体や余水吐、溢流路、自転車道(元工事用軌道)の隧道群までのきなみ指定されているというのに、ヤツだけ仲間はずれ。

実はこの第二取水塔、昭和48年に作られたものらしい。第一取水塔にデザインを合わせているが、中身は似て非なるもののようだ。

道にあるちょっと古いもの-村山下ダム

第一取水塔の白いトラス橋が目に眩しい。

道にあるちょっと古いもの-村山下ダム

さーて、ではちょっくら別荘の行ってみようか!

ってのはウソ。もちろん橋の中には立ち入りできない。水道施設、しかもこんな人目に付くところでは、間違っても無茶な真似はできない。交番も徒歩2分の場所にあるし(^-^;

道にあるちょっと古いもの-村山下ダム

余水吐き。

道にあるちょっと古いもの-村山下ダム

余水吐きから流れた水は宅部(やけべ)川に流れ込み、最終的に荒川に合流するようだ。

道にあるちょっと古いもの-村山下ダム

溢流路の上に架かる橋。そばにある案内看板番によれば「余水吐き一号橋」というなんとも色気のない名前のようだ(^-^;

道にあるちょっと古いもの-村山下ダム

橋の上から余水吐きを。

道にあるちょっと古いもの-村山下ダム

そして東側を。こちらの「水路は十二段の滝」と名付けられている。30mの落差があるとのことで、ここから勢いよく水が流れ落ちるとさぞかし壮観なのだろう。ただ、現在では基本的には余水吐きからの放流は行わないらしい (^-^;

     ※     ※     ※

今回の記事、実はテーマはダムでもダム湖でも取水塔でも橋でもどれでもよかった(^-^; 次に取り上げるときは二号取水塔にでもしようかしら?今回はカメラの電池忘れのせいで、電池の保ちが微妙なサブカメラでの撮影になって思うように撮れなかった。次回こそは、、、




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