【名称】数馬隧道(かずまずいどう)
【所在地】西多摩郡奥多摩町白丸
【竣工】1916(T5)年(「隧道データベース」より)
【延長】11m(同上)
【幅員】4.8m(同上)
【高さ】3.5m(同上)
2013年9月29日訪問
前回(2012年6月24日)
数馬の切通し手前のカーブから沢を一望したところ(パノラマ合成)
大正時代頃まで水色線のように木橋が存在していたという。現在は橋台の痕跡がわずかに残るのみ。そして、その橋の袂、赤矢印部分に下へ降りる道がある。
ここから降りる。
これは古道というより作業道の類だとは思うのだが、ここから進めば下にある国道411号の旧道、つまり数馬の切り通し周辺の古道に対する新道(←回りくどい説明w)に出られる。って、前回来た時と同じルートだけど(^-^;
ここが最後の難関(?)のステップ。
ステップから上を見上げる。
前はもう少し足元が危なっかしいと思ったが、大したことなかったなぁ(^-^;
そして、下の道に降り立つと見事な素掘隧道が出迎えてくれる。北側より。
北側坑口から内部を望む。
内部から見た北側坑口。
天井。
内部から見た南側坑口。って、こんな短い隧道だから、「北側坑口から内部を望む」とあまり違わないという(^-^;
南側に抜けたところ。この道は今は車両進入禁止の遊歩道になっている。
なお、蛇足ながら念のため補足説明しておくと、ここは先にも述べた通り、国道411号の直接の旧道にあたる。そして現道は1973(S48)年に竣工した白丸トンネル(延長126m)でここをバイパスしている。現道開通後、数年前まで資材置き場として利用され隧道の手前にゲートがあったようだが、どういういきさつなのかわからないが、現在のように遊歩道として再整備されたようだ。
南側より。
北側の姿もほのぼの感があるが、こちら側の姿は格別見事。あと、道がもう少し現役時代の名残、もしくは荒れっぷりが見られるとさらによかったのだけど(笑)
坑口から上を見上げる。
さて、今回の新発見。南側坑口から多摩川の方へ回り込む平場を見つけた。ま、ま、まさか隧道に対する旧道?そりゃないよな?だって、隧道ができる前は上にある数馬の切通しの道が使われていたんでしょ?
半信半疑で入りこむ。車両は無理な幅員だが、いかにも道という感じの平場だ。まさか??道路系のサイトでここの存在を目にした記憶はない。ま、まさかの大発見?(;・∀・)ハッ?
しかし、数メートルで平場は消滅。旧道は崩落したのか、それとも単に資材置き場などに使われていたスペースの名残で最初からここまでしかなかったのか、、、
まぁ、それでも、再訪物件に新情報を加えることができたのでヨシとしよう。さて、戻ろっと。
再び隧道を北に抜け駐車場に戻ろうとしたのだが、ガードレールの隙間が気になった。
これも旧道の類とは思えない。たぶん川べりまで降りるための道だろう。でも、気になるのでついつい進んでしまった。
やはり、川べりにたどり着いた(^-^; 上に見えるのは数馬峡橋。多摩川ではウォータースポーツにいそしむ爽やかな人達が。おいらは数馬峡橋の姿も見られて満足。そのまま踵を返したのだった。来た道を再び登るのは大変だったけど(^-^;
古道・廃道 ブログランキングへ
にほんブログ村
幽☆遊☆白書 ARTFX J 桑原和真 (1/8スケール PVC塗装済み完成品)
↧
数馬隧道
↧