【名称】八丁隧道(はっちょうずいどう)
【所在地】秩父市中津川/秩父郡小鹿野町河原沢
【竣工】1979(S54)年4月
【延長】886m
【幅員】4m
【高さ】
2013年5月19日訪問
あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。
さて、新年最初の記事はココ。秩父の山奥、八丁峠の下に穿たれた八丁隧道だ。南側坑口。
ココを取り上げた理由だが、「初日の出を見に行きたい場所」だから。それに、去年の最高到達地点(標高約1240m)だから。まぁ、威張るような理由でもないし、そもそも、ここは現在冬季閉鎖中。再び解放されるのは5月。今頃、隧道は独りでジーッと冬ごもりしているのかなぁ?それとも、実は山屋さんで賑わっていたりして?
まず、坑口の右のスペースを少し進んでみた。この隧道ができる前って道があったのだろうか?登山道は今でもあるが、車道があったという話は見あたらなかった。う~ん、この先は期待できそうにないなぁ(^-^;
左の斜面にもまったく道があるような雰囲気はなし。ってことは、昭和50年代にここが開通するまで、ニッチツ鉱山へのアクセスルートは南側の道しかなかったってことなのかな?
南側の扁額。「八丁隧道」
南側坑口から内部を望む。見事な直線トンネル。一キロ近く先の坑口が小さく見える。峠の長大直線隧道はなんともいえない潔さがあるねぇ。
内部から見た南側坑口。右側に銘板が見える。
南側坑口の銘板。
「八丁隧道/昭和54年4月完成/埼玉県/延長886m 巾員4m/施工 三扇土木株式会社」
この三扇土木という会社、どうやらニッチツの子会社だったようだ。同社の有価証券報告書によれば、設立は昭和48年4月。しかし平成13年の1月に売却されたとのこと。その後の足取りはネットでの検索からは掴めなかった。商号変更したのか解散したのか。
さて、内部は車で通過したのみ。ホントはチャリで往復しようかと思っていたのだが、この日は徹夜明けで朝5時から動き廻っていたため、ちょっとクタビレ気味。往復2キロ近く暗闇隧道を走るのが面倒になってしまったし、早く予約した宿にチェックインして温泉に入りたかったので、チャリでの往復は次の機会にすることに。
北側坑口。
立派なポータルだが、山肌との間に隙間が。最初の感想は「なんだか、少しインチキ臭いなぁ」というもの。しかし、よくよく眺めてみると、実はポータルが落石防護壁になっている!?それを狙っての施工だとしたら、ひょっとしたら、すごく斬新なアイデアかのかも!
ちなみに、先程の年頭にここを取り上げた理由のひとつ、初日の出を見たいスポットはこちら側。
正面からも撮りたかったのだが、無理すると谷底にスッテンコロリンしてしまうので(^-^;
坑口脇の記念碑。
林道金山志賀坂線の開通記念碑だった。これによれば、林道は昭和34年から23年かけて建設されたそうだ。う~ん、やはり八丁隧道ができる前は、峠越えの車道はなかったのかな?
北側の扁額。「八丁隧道」
北側坑口から内部を望む。
内部から見た北側坑口。
※ ※ ※
さてさて、2014年もいよいよスタート。今年はアソコやアソコやアソコに行きたいなぁ。。。皆さんはどこに行きたいですか?( ̄ー ̄)ニヤリ
地理 ブログランキングへ
にほんブログ村
オカザえもんの八丁味噌レシピ―おっさんでも作れるキモかわ料理でござる
↧
八丁隧道
↧