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大黒隧道

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【名称】大黒隧道(だいこくずいどう)
【所在地】秩父市中津川
【竣工】1959(S29)年(「平成16年度道路施設現況調査」より)
【延長】88m(同上)
【幅員】5.5m(同上)
【高さ】4.0m(同上)



2013年5月19日訪問

大黒隧道

埼玉県道210号・中津川三峰口停車場線(なかつがわみつみねぐちていしゃじょうせん)のトンネル。東側より。

2~3キロ南東で秩父市道大滝幹線17号線(旧中津川林道)と分岐してからこれで4本目の隧道。いずれも地味ながらキャラの強い古豪揃い。中でもこれが一番長い。

大黒隧道

まずはこの見上げたくなる法面。この色、土中にどんな成分が含まれているのだろう?こんな垂直でも木は元気に生えてくるので、決して不毛の土壌ではなさそう。

大黒隧道

東側坑口。

大黒隧道

上を見上げてみる。扁額は、あるようなないような。少なくとも文字は全く読み取れなかった。

それにしても、あの茶色のシミはなんだろう?鉄分でも流れ出しているのかしら?いや、そういう知識はゼロので、全くの当てずっぽうで言っているだけだけど(^-^;

大黒隧道

東側坑口から内部を望む。

大黒隧道

すぐに巻き立て区間は終了して吹き付けに。

大黒隧道吹き付けエリアはアンカー打ちまくり。

大多喜の筒森隧道も崩落事故の後アンカーが打ちまくられていたけど、ここは念のため規則的に打ち込んだというより、とにかく崩れそうだから打ち込めるだけ打ち込んじゃえ、という雰囲気。

大黒隧道

天井にももちろんアンカーの群れが。そして内部にも茶色のシミが浮き出ている。

大黒隧道

内部から見た東側坑口。

大黒隧道

こちらは西側坑口。こちらには茶色の染みは見られない。坑口や周囲の形は似ているが、色が違うだけで随分と雰囲気が違う。

大黒隧道

こちら側も扁額らしき長方形は見えるのだが、文字が刻まれているか否かは不明。

ちなみに隧道名は秩父土木事務所の管内図で確認した。

大黒隧道

西側坑口から内部を望む。

大黒隧道

こちら側はアンカーも少ないし、茶色のシミも見られない。やはり西側と土質が違うのだろうか?

大黒隧道

内部からみた西側坑口。

さて、この先、ネットの地図ではそのまま県道になっているが、実はそれは間違い。その事については、この先の大黒橋を紹介する際に解説の予定。




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