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Channel: 道にあるちょっと古いもの
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(仮称)保台清澄連絡道路・保台側

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【名称】不明
【所在地】鴨川市和泉
【竣工】不明



2014年2月23日訪問

遠沢橋

鴨川市和泉、通称・保台清澄連絡道路の保台ダム側。先日の大雪で崩れ落ちてきたと思われる倒木が4~50メートルに渡って道を覆っている。

しかし、せっかくここまで車を飛ばしてきたことだし、この先は状態が改善されるかも。ということで、無理矢理に倒木の上をジグザグに這って突破。

(仮称)保台清澄連絡道路・保台側

渡り終えて振り返り。おいらの後に続くのは先日、六大学のひとつに合格を決めた18歳のAくん。

(仮称)保台清澄連絡道路・保台側

突破完了。

(仮称)保台清澄連絡道路・保台側

ここからが本番だ。

(仮称)保台清澄連絡道路・保台側

また倒木があったが、突破には全く問題がない。

(仮称)保台清澄連絡道路・保台側

コンクリ製の水路はここまで。この先は自然の沢になる。

(仮称)保台清澄連絡道路・保台側

同時に、沢伝いの道の姿も明瞭になった。

(仮称)保台清澄連絡道路・保台側

けど、また障害物(^-^;

(仮称)保台清澄連絡道路・保台側

先に進むと、さらに雰囲気のある古道が待っていた。

(仮称)保台清澄連絡道路・保台側

擁壁は石積み。

(仮称)保台清澄連絡道路・保台側

いい雰囲気の古道だ。

この道、あの有名サイトで紹介され、さらにタモリ倶楽部にも登場。今では房総で最も有名な古道のひとつなのではなかろうか。

明治に整備され、昭和初期or中期まで利用されていたのではないかと推測されているが、詳細は不明。それどころか道の名前も不明。そのため現在では、件のサイトで命名された「保台清澄連絡道路」の名で知られるが、「遠沢新道」とも呼ばれているとか。まぁ、由来や名称はともかく、噂通りの極上物件だ。

(仮称)保台清澄連絡道路・保台側

おや、何か見えてきた。

(仮称)保台清澄連絡道路・保台側

路盤の上にもうひとつの石垣が。ひょっとしたら、何か建物でもあったのかもしれない。

道自体はこの辺りが往事の様子を最も忠実に残しているように見受けられた。

(仮称)保台清澄連絡道路・保台側

この法面は人工のもの?だとしたら、かなり大規模な工事だったのだろうなぁ。

(仮称)保台清澄連絡道路・保台側

この辺りも平和。

(仮称)保台清澄連絡道路・保台側

しきりに「趣ありますね~」と繰り返すAくん。あれ、誰かさんの台詞みたいだw

(仮称)保台清澄連絡道路・保台側

ところが、だんだんと廃道が牙を剥いてきた Σ(゚д゚lll)

(仮称)保台清澄連絡道路・保台側

またまた倒木によるビーバーダム(^-^;

最初こそ戸惑い気味だったAくんだが、いつの間にか若さに任せてどんどん先に進んでいく。おいら、一休みしたいのに、、、(;´д`)ゞ

(仮称)保台清澄連絡道路・保台側

こんな所も突破。

(仮称)保台清澄連絡道路・保台側

一難去ってまた一難 (;´Д`)

一体、こんな箇所をいくつ突破したのだろう。覚えて居ない。とにかくフラフラ(^-^;

(仮称)保台清澄連絡道路・保台側

いつの間にか残雪が目立つようになってきた。あまり意識しなかったのだが、かなり標高を稼いだのかもしれない。

「こんな状態になってから、誰も入ってきていないんじゃないの?」

なんて話していたのだが、やがて現れた雪の中に先人の足跡を発見 ( ゚д゚)ハッ!

「こんな所にくるなんてバカですよ」と言うAくんだが、それって、おいら達もバカってこと?確かにそれは否定できない(^-^;

(仮称)保台清澄連絡道路・保台側

この先も障害物は続く。

もう何ヶ所目の障害なのかまったくわからない(^-^;

(仮称)保台清澄連絡道路・保台側

体力的にはキツイのだが、危険な感じはあまりなかった。谷の上にある木々は軒並みぶっ倒されてしまったのか、もう新たに落ちてきそうなものはなし。そして、足下の倒木はみな新しいので、踏んでもしっかりしている。三点支持を徹底すれば危ないことはない。ただ、とっても疲れるけど(^-^;

しかし、この道の将来が心配だ。こんな状態だと、復旧させるのはかなりの労力が必要なはず。だが、そこまでしてこの道を復旧させる動機があるとも思えない。そして、これらの木々もやがて朽ちていく。となると、足場がめちゃめちゃなことになって、とてもじゃないが安心して進む事ができなくなるんじゃないかと。

こちら側からのアプローチ、ヤマビルシーズンに入る4月が最後のチャンスかも( ̄ー ̄)ニヤリ

(仮称)保台清澄連絡道路・保台側

前方の木にピンクのマーカーが結びつけられていた。ここから何ヶ所かこのようなマーカーを見掛ける。ちなみに、この先、マーカーに従って進めば問題なし。

(仮称)保台清澄連絡道路・保台側

これは別のマーカー。矢印まである親切設計w

(仮称)保台清澄連絡道路・保台側

また奇妙な人工物が路盤上にあった。

(仮称)保台清澄連絡道路・保台側

件の有名サイトによれば、炭焼きの窯ではないかとの見立て。先程の路盤上の石垣が住居跡、そしてここが仕事場とすれば、納得だ。

そして4分後、、、

(仮称)保台清澄連絡道路・保台側

沢はY字状に二手に分かれている。ようやくクライマックスがやってきた。

引き返すきっかけを捕えそこなって、ついついやってきてしまったが、ここまで来た甲斐があった。

ブログの性質上、続きものはなるべく避けるようにしているのだが、続く。。。




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