【名称】関谷隧道
【所在地】いすみ市大野/夷隅郡大多喜町八声
【竣工】不明
【延長】65m(千葉県治山林道協会のWebサイトより)
【幅員】約3m(目測)
【高さ】約3m(目測)
2014年4月20日訪問
いすみ市大野、現在地はココ(←クリック) ここから札曽大月原という林道になるようだ。
この半年前にもこの先にある隧道目当てで通り抜けを試みたのだが、通行止めになっていたので、あっさりと引き返した。この先の隧道、噂ではちょっと面白い特徴があるということだが、ネット上で殆どレポートを見かけない。おいらの知っている限りでは、すでに削除されてしまったYahooワイワイマップの「千葉の素堀隧道」さんが初出。そして現在でスーツの関西人・クイックさんのレポートが唯一で、あとは林道走行動画のなかに登場するぐらいか? 千葉県民としては関西人に負けるわけにはいかない!(←勝ち負けの問題か?)
林道は全線舗装済み。途中、隧道が一本ある事意外には目立った特徴もないので、ネットでも取り上げられる機会が少ないようだ。
道はやがて杉の植林地に…
カーブしながら高度を上げていくのかと思ったら・・・
すぐに隧道に到着。
東側より。
東側の扁額。「関谷隧道」
名前の読み方は「せきやつ」のようだ。いすみ市大野の小字に由来すると思われる。ついでに、林道名の札曽大月原線だが、札曽(さっそう)も同じく大野、そして大月原(おおつきばら)は大多喜町八声(やこえ)の小字だ。
※参考:角川日本地名大辞典12千葉県(1991年) P.1439,1442
東側坑口から内部を望む。
内部から見た東側坑口。
一見すると、特に変わったところのない、千葉の林道にありふれる隧道だが、冒頭で書いたように面白い特徴がある。
コレ!内部から見た西側坑口なのだが、天井が大きくえぐれている。
この「えぐれ」だが、どうやら、旧隧道というか、拡幅前の天井ではないかという説が有力。
それにしても、これが元々のサイズだとしたら、かなり小さな、それこそ幅員1メートル程度の隧道だったということになる。延長60メードルで幅員1メートルの暗闇素掘隧道。そんなのにライトを持たずに入れと言われたらどうする?∑(゚Д゚)
ところで、戦前の地形図に点線道(道幅半間以下)が描かれているが、その頃すでに隧道はあったのかな?
(´-`).。oO(誰か調べてくれないかな…)
西側に抜けると深い掘り割りになっている。
西側坑口。ポータルの上に旧坑口を塞いだと思われるコンクリの板もある!∑(゚Д゚)
西側の扁額も「関谷隧道」
クイックさんが気付いたポータルのクラックは健在。いや、こりゃ健在と言うべきではないか(^-^;
この苔むし感が萌えますな!
西側坑口から内部を望む。
ってか、吹き付けたコンクリ、浮いてないかい?(^-^;
旧道はこの写真の真ん中の空中にあったのだろうか。外から見てもやはり小さい。高さはもう少しあったかもしれないが、それでも山の中でこんな小さな素掘隧道に遭遇したらワクワクドキドキというか場合によっては焦るだろうなぁ。「ヒィィ、レンタカーで来ちゃったよ」とか(笑)
少し離れて、もう一枚西側より。
※ ※ ※
数分後、増田製作所千葉工場まで出てきた。標識には気付かなかったが、林道はここまでなのかな?古地形図だとちょうどこの工場付近に「大月原」と記してあるから。
※ ※ ※
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関谷隧道
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