【名称】蕪来三号隧道(かぶらいさんごうずいどう)
【所在地】夷隅郡大多喜町小田代
【竣工】1953(S28)年(「平成16年度道路施設現況調査」より)
【延長】11m(同上)
【幅員】3.2m(同上)
【高さ】2.5m(同上)
2015年6月14日訪問
前回(2010年12月6日)
大多喜町小田代、現在地はココ(←クリック) 南を向いている。
堂々と駐車している車などがいて、いかにも行き止まりという雰囲気だが、もちろん地図の通りにこの先に道はある。
去年の2月、大雪の後にここに来てみた。ここから先は除雪や轍どころか誰も入った様子がなかった。一枚目の写真のところで必死に車を展開させたっけ(^-^; しかし、なんでそんな時にここに来てみようなんて思ったんだろう?(^-^;
前の写真から10メートル程進んでから何気なく右を振り返ると、地図にうっすらと描かれている道が見えた。あれ、法面に石仏らしきものがあるぞ。
お地蔵さん、、、なのかな?この先も気になるのだが、ヤマビルが怖いのでここで元の道に戻る。
車では何度か通った事があるののだが、対向車が来るとイヤなので、あまり落ち着いて走ったことがなかった。こういう道はやっぱりチャリで走るのがいいねぇ。
そして隧道の登場。
いかにも房総らしいこぢんまりとした素掘隧道。しかも二連というところも素晴らしい。上に登ってみたりしたいところだが、夏にそんなことをすると間違いなく脚がヤマビルだらけになる。さすがにそれはご免だ(^-^;
北側坑口。
北側坑口から内部を望む。
内部から見た北側坑口。
内部の見事な地層。
坂になっているのかと錯覚してしまいそうだが、水平でないのは地層の方だ。
そして南側へ。
南側坑口。
南側坑口から内部を望む。
南側より。
視線を感じたので蕪来(かぶらい)川の方を見ると、一匹の鹿と目が合った。しばらくお互いに様子をうかがい合ったが、ヤツはやがて前を向いて歩いて行った。
蕪来川は別名夕木川、ここからさらに上流に行くと筒森川とも呼ばれている。そして養老川の支流でもあるのだが、養老川との合流地点に弘文洞跡(川廻隧道が崩れた跡)があったりする。なお、この近くにも水路隧道がある。川に降りて遡上するのも楽しそうだ。
最後になったが、隧道の建設時期について。
いつもの「平成16年度道路施設現況調査」によれば、1953(昭和28)年ということになっている。しかしこのトンネルリストの建設年次、明らかに建設年じゃなくて改修時期であるケースが多々あるのだが、この隧道に関してはひょっとしたら、これが正解なのかもしれない。
今昔マップで昭和19年部修・昭和22年5月30日発行の1/50000「大多喜」を見ると隧道の記号はないし道の場所が現在とかなり違って描かれている。
もっとも、地形図と実際の道の違い(要は地図の誤記)は何度も見かけているのでなんとも言えないが(^-^; 旧地形図を信じれば山の中に旧道があるはず。寒くなったら旧道探しをするのも面白そうだ。
※ ※ ※
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【竣工】1953(S28)年(「平成16年度道路施設現況調査」より)
【延長】11m(同上)
【幅員】3.2m(同上)
【高さ】2.5m(同上)
2015年6月14日訪問
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大多喜町小田代、現在地はココ(←クリック) 南を向いている。
堂々と駐車している車などがいて、いかにも行き止まりという雰囲気だが、もちろん地図の通りにこの先に道はある。
去年の2月、大雪の後にここに来てみた。ここから先は除雪や轍どころか誰も入った様子がなかった。一枚目の写真のところで必死に車を展開させたっけ(^-^; しかし、なんでそんな時にここに来てみようなんて思ったんだろう?(^-^;
前の写真から10メートル程進んでから何気なく右を振り返ると、地図にうっすらと描かれている道が見えた。あれ、法面に石仏らしきものがあるぞ。
お地蔵さん、、、なのかな?この先も気になるのだが、ヤマビルが怖いのでここで元の道に戻る。
車では何度か通った事があるののだが、対向車が来るとイヤなので、あまり落ち着いて走ったことがなかった。こういう道はやっぱりチャリで走るのがいいねぇ。
そして隧道の登場。
いかにも房総らしいこぢんまりとした素掘隧道。しかも二連というところも素晴らしい。上に登ってみたりしたいところだが、夏にそんなことをすると間違いなく脚がヤマビルだらけになる。さすがにそれはご免だ(^-^;
北側坑口。
北側坑口から内部を望む。
内部から見た北側坑口。
内部の見事な地層。
坂になっているのかと錯覚してしまいそうだが、水平でないのは地層の方だ。
そして南側へ。
南側坑口。
南側坑口から内部を望む。
南側より。
視線を感じたので蕪来(かぶらい)川の方を見ると、一匹の鹿と目が合った。しばらくお互いに様子をうかがい合ったが、ヤツはやがて前を向いて歩いて行った。
蕪来川は別名夕木川、ここからさらに上流に行くと筒森川とも呼ばれている。そして養老川の支流でもあるのだが、養老川との合流地点に弘文洞跡(川廻隧道が崩れた跡)があったりする。なお、この近くにも水路隧道がある。川に降りて遡上するのも楽しそうだ。
最後になったが、隧道の建設時期について。
いつもの「平成16年度道路施設現況調査」によれば、1953(昭和28)年ということになっている。しかしこのトンネルリストの建設年次、明らかに建設年じゃなくて改修時期であるケースが多々あるのだが、この隧道に関してはひょっとしたら、これが正解なのかもしれない。
今昔マップで昭和19年部修・昭和22年5月30日発行の1/50000「大多喜」を見ると隧道の記号はないし道の場所が現在とかなり違って描かれている。
もっとも、地形図と実際の道の違い(要は地図の誤記)は何度も見かけているのでなんとも言えないが(^-^; 旧地形図を信じれば山の中に旧道があるはず。寒くなったら旧道探しをするのも面白そうだ。
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