【名称】小川隧道
【所在地】南房総市和田町小川
【竣工】1956(S31)年(「隧道データベース」より)
【延長】116m(同上)
【幅員】不明
【高さ】不明
【撤去】1988(S63)年(同上)
2015年4月19日訪問
南房総市和田町小川、県道296号にて。現在地はココ(←クリック) この先の切り通しは昭和の末頃まで隧道だった。
(この地図は、時系列地形図閲覧サイト「今昔マップ on the web」((C)谷 謙二)により作成したものです。)
ということで、いつものように予習から。左は昭和56年修正、昭和57年2月28日発行の地形図「鴨川」、右は現在の国土地理院の地形図。赤丸の中にある隧道の記号が現在の切り通しだ。
次は航空写真を。これは国土交通省が1974年12月31日に撮影したもの(CKT7414-C29B-16)を拡大加工したもの(色調も修正してある) 東側の道が現在と少々違うようだ。隧道が開削されたときに整備されたのだろうか。
さて、それでは現在の隧道跡(切り通し)の姿を見ることにしよう。
隧道を開削した跡によく見かける階段。地図を拡大すると、いかにも「切り通しになって寸断されてしまった」風に見える道が載っている。たぶん、階段の先はその道に通じているだろう。せっかくだから行ってみればよかったなぁ。
ここも付近の切り通しと同様に石碑がたくさん。
このエリアは馬頭観音より牛頭観音の方が多い。
なぜか文字が削られたかのようになっている… 右も牛頭観音
これもだ(^-^;
この辺りはもう完全に隧道だったのだろう。延長116メートルだったということなので、結構長い隧道だったのだろう。隧道データベースでは1956年の建設となっているが、明治の地形図にも記載があるので、戦後に改修されたのかもしれない。
右(南)側の法面。
振り返り。
東側より。
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