Quantcast
Channel: 道にあるちょっと古いもの
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2294

山田第二隧道

$
0
0

【名称】山田第二隧道(やまだだいにずいどう)
【所在地】いすみ市山田
【竣工】不明
【延長】約50m(目測)
【幅員】約3m(目測)
【高さ】約4m(目測)

 

2017年5月7日訪問

前回(2013年1月20日)

 

 

いすみ市山田(やまだ)、林道山田線にて。今いるのはココ(←クリック)、坑口手前で大崩落が起きていた山田第一隧道の南側だ。チェーンソーで切った倒木がある。ここまでは頑張ってやってくる人もちょくちょくいるのだろう。


 

大丈夫とは思うのだが、これでこの先前進不可能だったりしたら、せっかく越えた第一隧道の崩落をもう一度戻らなければならない。そいつはとっとイヤだなぁ (^-^;

 

 

以前も書いたが、今でこそこんなに荒れ果てて、途中崩落していても放置されているが、この道の起源はかなり古い。明治39年発行の地形図には既に3本の隧道が記されている。それどころか、隧道こそないものの、明治初めに製作された迅速測図にもこの道は描かれている。つまり、途中に明治末には放棄された旧道区間もあるはずということ。機会があったらそちらも調査したいのだが、旧道の痕跡には全く気付かなかったなぁ( ;´Д`)

 

 

このカーブの先にあるはず、、、

 

 

山田第二隧道の登場。

 

 

北側坑口。よかった、今度は問題なさそうだ(^-^;

 

 

北側の扁額。「山田第二隧道」

 

 

北側坑口から内部を望む。

 

 

内部から見た北側坑口。

 

 

内壁に「検」の書き込みと3つの穴が。

 

 

どうやら抜き取り検査をしたらしい。ってか、鉄筋にぶち当たっているようだけど、それでよかったの?(^-^;

 

 

目測で3~4メートル程度ありそうな高さだが、内壁の中央付近に水平に走る段があるのに気付いた。コンクリ巻立て工事の際にできた継ぎ目だろうか?それとも、まさか掘り下げた跡か?

 

先ほども書いた通り、明治末にはこの隧道はあったはず。だが、当然ながら当時から今と同じ姿であったとは考えがたい。おそらく今でも房総各地に残っている断面の小さい素掘隧道が竣功当初の姿だっただろう。しかし、林道の隧道は『道路トンネル大観』にも『平成16年度道路施設現況調査』にも記載がない。どこで資料を探せばいいのだろう??

 

 

水平な段は反対側にもある。

 

 

さっきとは別のサンプル切り出しの穴(?)。他にも何ヶ所かあった。

 

 

中にはこんな感じで出水していたり(^-^; 逆に水抜き穴になってよかったのかな?(^-^;

 

 

南側へ。

 

 

南側の接道。ここまでくれば、次の隧道もすぐだし、一応別ルートもある(はず?)。ということで、一安心か?

 

 

南側坑口。

 

 

南側の扁額。「やまだだいにずいどう」

 

     ※     ※     ※

 

おまけ動画。

 

 

 

にほんブログ村 その他生活ブログ 道・道路へ
にほんブログ村


古道・廃道 ブログランキングへ

 

京姫酒造 山田錦 大吟醸 匠 瓶 720ml×2本 [京都府/辛口]

 

 

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2294

Trending Articles