【点名】東浪見(とらみ)
【基準点コード】TR35340031002
【冠字選点番号】往第2号
【所在地】長生郡一宮町東浪見字トロメキ2857番1
【選点】1900(M33)年4月9日
【設置】1900(M33)年5月11日
【緯度】北緯35度20分42.6202秒
【経度】東経140度22分34.9296秒
【標高】72.06m
2018年1月21日訪問
JR外房線の東浪見(とらみ)駅。1日あたりの乗客数が81人(2006年、Wikipediaより)という無人駅である。
さて、表題の通り三角点探しにここに来たわけだが、目当ての三角点はこの駅構内にあるというわけではない。三角点があるのは向かい側・上り線ホームの奥にそびえる山の頂上だ。
ここに来たのは、点の記の記載されていたから。8年前、調査に訪れた国土地理院の職員はこのホームから直接山によじ登ったらしいのだ(^-^;
・・・・・(^-^;
むーりー。撤収!
※ ※ ※
あっさり撤収したのは事前に代案を用意していたから。現在地は駅から200メートルほど北にある踏切を渡ったところ。地理院地図へのリンクはコチラ(←クリック)。地図によれば南に伸びる破線道が描かれている。そして現地にはちょっと不思議な道があった。築堤と広い幅員が目立つが、その先はいかにも藪になっていそうな予感(^ー^;
やっぱり。。。(^-^;
いや、予想以上の荒れ様と勾配だ(^-^;
ということで、この日シェイクダウンしたばかりのチャリは途中でお留守番。ちょっと高かったので、念の為に倒木にチェーンで固定しておく。
しばらく進むと突然藪が消滅。左側は普通の杉の植林地だが、正面にいかにも古道という風情の切り通しが現れた。
雰囲気はいいのだが、路盤はここまでで一番の荒れ様(^-^;
切り通しを過ぎると舗装された道と建屋が出現。あ、そうだった、、、
ゴルフ場だったんだ(^-^; グリーンに出る前に東側の尾根を探そう。
竹や杉がてんでに生えている。管理放棄されてしまったようだ。
尾根にたどり着いた。このまま南に進めば三角点があるはず。
2~30メートルほど進んだところでまさかの事態。尾根が途切れているではないかΣ(゚д゚lll) 仕方ないので一旦4~5メートル下り、尾根に登り直す。
そろそろかと思ったところで、意外なものを発見。ひょっとして戦跡じゃね?
maya先輩に報告したところ、観測所跡ではないかとの見立て。
気をよくして前進再開。そして数メートル進むと、、、
あった!
笹と枯れ葉に囲まれて鎮座していた標石。
ICタグも埋め込まれている。
南側からも。
ちょっと苦労してやってきたので名残惜しいが、そろそろ帰ろう(^-^;
帰り際、東浪見駅方面を覗いてみたのだが、70度ぐらいあるのではないかという斜面。ここを這い上がってきたという国土地理院の職員はどんな方だったのだろう?(^-^;