【名称】梅ノ木台1号隧道(うめのきだいいちごうずいどう)
【所在地】君津市正木
【竣工】1945(S20)年
【延長】85m(「平成16年度道路施設現況調査」より)
【幅員】3.0m(同上)
【高さ】2.5m(同上)
2018年1月3日訪問
君津市正木の三島ダム。1955年に竣工した灌漑用のアースダムだ。言われてみないと気づきにくいのだが、この先の道路が堤体になっている。今いるのはココ(←クリック)
前の写真の場所から左にそれて進むと素掘の隧道がある。
遊歩道のように見えるが、立派な生活道路だったりする。
西側坑口。
この先の小さな集落にアクセスするためだけの隧道だ。ダム建設に伴って掘削された隧道なので脇や山越えの旧道は存在しない。
坑口付近の短い巻立て区間を過ぎると素掘になる。新聞報道によれば、コンクリ吹付け工事がなされるとか。ということで、慌てて記録にやってきたのだ。
コンクリ吹付け工事は確かに見かけ上の安心感は増すのだが、長期的には隙間ができてコンクリが落下することも多い。あえて工事するメリットはどの程度あるのだろう?
内部から見た西側坑口。
これまでも部分的な補修は多数受けているようだ。
1.5の意味は?(^-^;
電灯もLED化されている。
そして、この隧道最大の極めてユニークな特徴箇所へ。
直角カーブ、いやカーブじゃないこれは角だ!! こんな隧道、他にどこにあるのだろう?皆無ではないかもしれないが、極めて珍しいもののはず。しかも素掘で現役車道の隧道なのだから。(写真はパノラマ合成)
なお、誰が投稿したのか知らないが、Googleマップではこの隧道は「三島ダムL字素堀トンネル」と表記されている。訂正を提案しておいたのだが、未だにそのままなので却下されたようだ(^-^;
ちなみに、この箇所を人物と比較するとこんな感じになる(^-^;
曲がり角から西側方面を望む。
これは東側。
東側から角を振り返る。
東側坑口も巻き立ててある。
排水溝がなぜか中央に移動している(^-^;
内部から見た東側坑口。
東側坑口から内部を望む。
東側坑口。
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おまけ動画