【点名】上原(うえばら)
【基準点コード】TR35240713801
【所在地】夷隅郡大多喜町上原字牛子部田1180番地2
【選点】1900(M33)年5月5日
【埋標】1900(M33)年5月11日
【緯度】北緯35度16分39.1461秒
【経度】東経140度13分43.4390秒
【標高】109.05m
2018年11月11日訪問
大多喜町上原(うえばら)、元大多喜ダム建設予定地付近にて。現在地はココ(←クリック)。西を向いている。右下の耕作地跡の奥に地図にも記載のある川がある。そしてその先には水路隧道らしきものがあるようだ。
しかし笹薮に阻まれてこれ以上の接近は無理。川に降りるには5メートル程の垂直の擁壁を降りなければならない。いかにも水路隧道の中を流れていそうな水の音は聞こえるのだが、残念。終了。
※ ※ ※
だが、今回の目的は水路隧道ではなく三角点だ。たぶん、前方の赤矢印の付近にあるはず。
何か書いてあるぞ、、、
これを読み近寄ってワナに掛かったりしたら漫画だなぁ(^-^; さっさと先に行こう。
こんなところに電柱がある。これはその先の右に分岐する道の先にある建物に引かれたもの。そちらの写真は最後に。
ということで、交差点は直進。
さて、点の記によれば、この先で山に入る小径(幅員50cm)があるとのことだが。。。
ここ???(^-^;
位置的にはここっぽいのだが、2メートルで藪化している。しかもここにもワナが仕掛けてあるっぽいし(^-^;
少し先にも獣道なのか作業道なのか見分けのつかない入口っぽいものがあったが、やはりワナの告知が(^ー^;
とはいえ、仕方がないので気をつけながら山の中に突入。
道らしきものはあっという間に消失。とにかく上まで登っちまえばなんとかなる!あの木が目的地だ!と無理やり進む、プチ・インパール作戦展開中の一枚(^ー^;
笹薮を避けて山の中をさんざん蛇行しながら進み、ようやく尾根が見えてきた。この最後の斜面、自力では無理だが、手がかりになる木が多いのでなんとかよじ登ることができそうだ。ちなみに、先程目的地だと思った木はとっくに通り過ぎてきている(^-^;
入山から20分程でようやく尾根に到達。
現在地は赤丸部。少々ずれているがここまで来れば楽勝だろう。
尾根上には杭や標石が何本もあった。
境界杭らしきものも。それにしても笹だらけだ。密生していなくてよかった(^-^;
3分程で三角点に到達。
三角点標示杭が2本も建っている。
しかも一本はコンクリート製。持って来るのが大変そうだなぁ(^-^;
もう一本は木製。
とりあえずタッチ。
三等三角点の表示。100年以上前に設置されたとき、まさかこの近くにダムが建設されそうになるとは誰も考えなかったことだろう。結局ダムは造られなかったが、おかげで、この一帯は中途半端な荒野になってしまった。
この奥から来たのだった。
※ ※ ※
途中通り過ぎた分岐の先にある建物。ダム建設関連の詰め所的なものだったのだろうか。今では全く使われていない様子。そのまんま別荘になりそうなカッコいいログハウス。ダムが完成していたら、ビジターセンターにでもなってそれなりに賑わっていたのかもしれない。