【点名】黄和田(きわだ)
【基準点コード】TR25240615101
【等級種別】二等三角点
【所在地】君津市黄和田畑字物見塚764番地
【選点】1899(M32)年4月26日
【設置】1899(M32)年7月12日
【緯度】北緯35度12分52.8956秒
【経度】東経140度08分44.5350秒
【標高】347.75m
2018年12月2日訪問
今回はなんと登山!といっても房総の低山なのだが(^-^; 目的地は君津市黄和田畑の石尊山山頂にある。出発地点は七里川温泉。知る人ぞ知る房総の名湯である。その建物の裏に山頂に続く道がある。
しばらく歩くとコンクリート舗装が途切れ植林地に。普通の林道の景色だなぁ(^-^;
唯一の道迷いのポイント。ここを右に進むのが正解。そのまま直進すると農園らしき施設に迷い込んでしまう。
道は再び植林地に。
登山道やハイキングコースというより作業道の雰囲気。いつもと変わらないなぁ(^-^;
これは気分のいい道だ。これで素掘隧道でも登場すれば気分も盛り上がるのだが、そのようなことはない、、、はずだ(^-^;
表登山道と裏登山道の分岐。場所はたぶんココ(←クリック)。山頂に神社というか祠があるので、様式に則って表参道と裏参道があるらしい。現在は裏登山道を使うのが正解らしいのだが、ここはあえて表登山道を行ってみる。
いきなり道形がはっきりしなくなるが、道がありそうな場所を適当に進めば大丈夫。
またもや裏登山道の案内板。なんとしても裏登山道に導きたいらしい(^-^;
だが、そのすぐ先には、、、
表登山道があるのだ。来た方を振り返る。
表登山道に行かせたくない理由はおそらくこの先の状態。
酷く荒れている(^-^;
こうなると普通に斜面を登るほうが楽だ(^-^;
天から助けの蜘蛛の糸が、、、杜子春頑張る!
ようやくてっぺんに到着 ヽ(^o^)丿
石祠が3とテーブルが。写真はパノラマ合成。
真ん中の一番大きな石祠。比較するものがないので解りにくいと思うが、高さが2メートル近くはありそうな巨大なもの。
中に納められているのは御札みたいなものなのかな?
テーブルと椅子のセットは形こそ留めているものの、ほぼ腐っている(^-^;
さて、目的の三角点は… キョロキョロするとそれらしきものが。
山頂はここになるようだ。
三角点の標石。
七里川温泉近くが海抜149メートルで、ここが347.8メートル。200メートルほど登ってきたことなる。ここまでの所要時間は1時間弱。一度道を間違え、写真を撮りながらチンタラと登ってきたので、サクサクと登っていたらなら40分ぐらいで来られるかな?
違う向きから。奥に石祠が見える。
とりあえずもう少しグルグルと。
こんなものでいいだろう。
ひとしきり写真も撮ったのでコーヒータイム。
※ ※ ※
コーヒーも飲み終えて下山することに。実は三角点から50メートル程の場所に無線中継所がある。
そして舗装された道も。施錠されて一般車は通れないらしいが(^-^;
帰りは別のルートから。現在地はココ(←クリック)。ここから北東に進む。
植林地を進む。
馬の背のような地形も。行きに比べてこちらのコースの方が楽しかった。
「国道465号 黄和田畑方面」の標識のところで左に下る道へ逸れる。
降りていく途中で穴をふたつ見ることができる。右はたぶん炭焼窯の跡。左の大きな穴は明治に掘られた廃隧道だ。
現道の黄和田隧道が1938(昭和13)年の竣工なので、現役を退いて約80年ということになる。既に前後の道もはっきりとせず、東側は閉塞(正確には小さな穴が開いているが)している。この先にもう一本短い隧道もあるのだが、行くのは少々大変(^-^;
なお、隧道の様子を知りたい方は、おなじみまきき氏がYoutubeにアップした動画をご覧のこと。一時期、彼は動画を撮るために休日の度にここに通ったそうだ。一体そんな時間をかけて何をしているのか、彼らしいとうことは解るのだが、なぜそんなに時間がかるのか、その間どんな時間を過ごしているのかは謎だ(^-^;
※05031-1 旧黄和田隧道【1.旧隧道探し】(by トンネルコレクションまきき)
廃隧道から現道まではすぐ。
右に見えるのは黄和田隧道の東側坑口。