【名称】不明
【所在地】鴨川市北古町/太田学
【竣工】不明
【延長】約10m(目測)
【幅員】約3m(目測)
【高さ】約3m(目測)
【訪問日】2018年3月4日
君津市香木原(かぎはら)、香木原CC脇にて。現在地はココ(←クリック)。まきき氏に教えてもらって、半信半疑でやってきたのだが、無事に入口にたどり着くことができた。この先に以前から行ってみたいと思っていた隧道がある。
簡易なチェーンゲートで封鎖されている。とはいえ、自分は徒歩なので問題なし。
この付近は柚子の木国有林というらしい。紹介が遅れたが、この道はタイトルの通り林道柚ノ木線だ。ただ、柚ノ木線は鴨川清掃センターと淵ヶ沢奥米線を結ぶ本線のことで、こちらは柚ノ木線支線だとか、同名の「ゆずのきせん」だが、「ノ」の字がない「柚木線」だ、など色々な話を聞いたことがあるが、真偽の程は不明。体系的な林道の公式なデータはネット上にはないのだろうか?
確かに、南側の本線との分岐点を見ると、こちらの道は支線のようにしか見えない。しかし、本線の方が開通したのはつい数年前のこと。それに対して、こちらは遅くとも昭和22年発行の地形図には記載がある。
チェーンゲートの先は美しい道が待っていた。
この先はヘアピンカーブになっている。
ヘアピンで向きを変えて高度を上げていく。
路盤が崩落したことがあるのだろうか?桟橋になっていた。
名前が浦木沢国有林に変わった。
この地図、上が南になっている(^-^; まぁ、それは自分としては上が進行方向なのでちょうどいい。しかし、今歩いている道が作業道扱いになっているぞ?あと、金山川は金山ダム方面の川のはず。たしかに、地図の川はその支流ではあるが、、、
まぁ、あまり細かいことを突っ込んでも仕方ないのかもしれない。だが、この地図でわかる重要なポイントがひとつ。この道の東側、鴨川有料道路(4月に無料開放になったので、いずれ鴨川バイパスなどと変わるだろう)に挟まれた区間が民有林であるということ。
実は、探索から戻る途中でたまたますれ違った方に聞いたのだが、ここに国内最大級のメガソーラーの建設が予定されているとのこと。以来、ずっと気になっていたのだが、報道によれば今年の4月には県の開発許可も下りたそうだ。開発予定面積は146ヘクタール。当然、それだけの山の木々が伐採されるということだ。当然、ここの景観も大幅に変わるだろう。保水力を失った山がどうなるのか心配になる。エコを建前とした環境破壊はやめてもらいたい。。。
と、憂鬱になるような話を書いてしまったが、続きを(^-^;
道の中央に鎮座する標石。これ、普通車は絶対にスルと思うんだけど(^-^; そもそも車が入ることを想定していなかった、、ということもないと思うのだが??
だが、少なくとも今は車両が入ってくることはない。
こりゃ、単車でも無理(^ー^;
いよいよ隧道が見えてきた。現在地はココ(←クリック)。なお、リンク先の地理院地図を見ても、道はあるのだが、隧道は記載されていない。むしろ、存在しない隧道を載せていることの方が多い地理院地図にしては珍しいケースか?(^-^;
北側坑口。
北側坑口から内部を望む。延長10m程の短い隧道だ。
真新しい自転車のものと思われる轍が残っていた。ちなみに、この当時の鴨川有料道路の軽車両等の通行料金は20円だった(笑)。
内部から見た北側坑口。
そして、南側坑口。隧道の先の道は右に折れている。
尾根に沿って延びる道。
南側坑口。
正面からも撮りたかったのだが、これ以上下がると谷底に転げ落ちてしまう(^-^;
※ ※ ※
さて、一旦北側に戻る。坑口の向かって右にあるテープが気になったのだ。たぶん、隧道の上の尾根に行くルートなのだろう。
せっかくなので、登ってみた(^-^;
尾根上から見た北側の道の景色。
そして南側。
登るのより、戻る時の方が怖かった(^-^;
※ ※ ※
さて、せっかくなので、そのまま柚ノ木線本線まで行ってみよう。
気持ちのいい林道だ。
やがてヘアピンカーブが現れる。
ヘアピンのピークにて。左から下りてきたのだが、右のカーブの先が大変な荒れよう(^-^; いったい、どうしてこうなってしまったのだろう?
だが、すぐに状況は改善された。
切り通しの先に溜池が見えてきた。
水が汚い(^-^;
いよいよフィニッシュ。橋(築堤だっけかな?よく覚えていない)の先が本線だ。
本線まできて満足。
※ ※ ※
帰りに変わった看板に気づいた。木の幹の断面に道案内が書かれていた。行きは逆向きだったので、まさかこんなことが書いてあるなんて思いもしなかったのだ(^-^;
※ ※ ※
動画レポート
苗木ギフト:ユズ(柚子):本柚子[ホンユズ・大実ユズ]「おめでとうございます」カード付[記念樹]