【点名】上吹入(かみふきいり)
【基準点コード】TR35340436401
【等級種別】三等三角点
【所在地】山武郡芝山町大字上吹入字稽古353番
【選点】1900(M33)年12月18日
【設置】1901(M34)年1月10日
【緯度】北緯35度43分07.7938秒
【経度】東経140度35分48.1534秒
【標高】42.62m
【訪問日】2019年1月20日
芝山町上吹入(かみふきいれ)、現在地はココ(←クリック)。北を向いている。前のトラクターに続いて右の路地に入る。
どこにでもある普通の道だ。
少し進むと小さなお寺があった。
金剛院と書かれた扁額がかかっていた。真言宗智山派の寺院のようなので、新勝寺と一緒なのか。
御本尊。
本堂の横に鳥居が。。。(^-^;
鳥居の先にあった小さなお社。
脇には石碑が。菅原道真の歌「東風吹かば匂いおこせよ梅の花あるじなしとて春な忘れそ」が刻まれていた。奉納した方はどんな思いを抱いていたのだろう?
道路脇には墓石やお地蔵様が乱雑に置かれていた。墓石の中には「明和九年」(1772年)と刻まれたものもあった。無縁仏なのだろうか?
※ ※ ※
金剛院を後にして前進再開と思ったら、今度は右になにやらありそうな階段が。やはりチェックしておかないと。
こちらにも小さなお社が。
中にあった御本尊。
※ ※ ※
タイトルのように三角点を見に来たのだが。。。(^-^; ここから行く。相馬高神社への参道だ。
ここは右。
若干窮屈そうな場所に建った鳥居。
奥に社殿が見える。
拝殿は質素だが、脇にある杉の御神木がとにかく立派。
芝山町によって天然記念物に指定されているとのこと。
山武杉は花粉が少ないアレルギーの方にはありがたい種類らしい。
本殿。
それなりに手入れはされているようだ。
さて、ようやく本題の三角点に。
社殿との位置関係。
桜の木の前にひっそりと表示杭が立っていた。
あれ、どこだ?
枯れ葉に隠れていただけだった。
明治34年に設置された標石。
一応、今回の主人公なので、周囲の写真を…(^ー^;
なお、点名の上吹入だが、この地区の大字からとられたものであることはあきらか。ただ、読み方が点の記によれば「かみふきいり」となっている。それに対して、地名としての芝山町上吹入の読み方は「かみふきいれ」(※「NAVITIME」より)ということになっている。この程度はよくある違いだが(^-^;
そして、点の記に載っているここの小字は「稽古」というらしい。昔、寺子屋でもあったのだろうか?などとのんきに考えていたら…
この小字の稽の字の表記、平成16年と19年の点の記では、普通の「稽古」の字があてられている。だが、昭和57年の点の記では「稽」の字が[のぎへん]の右に[尤ではなく犬]そしてその下に「音」があるという字になっているように見える。「漢字ペディア」で異字体を調べてみたが、そちらに載っていものとも形が違う。そして、明治34年の点の記には詳細が潰れてしまってよくわからないが[勢いの上半分]の下に[云]をくっつけたような字になっているような。。。
どれも異字体なのだろうけど、漢字の知識が乏しい自分にはもう手に負えない世界。今日のところは、とりあえず「稽古」という言葉の語源を知ることもができたのでカンベンしておいてやろう
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \