【所在地】千葉市緑区某所
【竣工】未成?
【延長】約80m(目測)
【幅員】約2m(目測)
【高さ】約2m(目測)
【訪問日】2019年6月23日
ただいま崖地を下降中。
この付近、東金牛久崖線と呼ばれる地形の一部で非常に険しい。逆ルートで登ることは考えたくもないが、引率のmaya氏はよじ登ったことがあるらしい(^-^;
谷底に降りたら、今度は崖沿いを進む。
ようやく壕口に到着。大戦末期に旧陸軍第147師団が建設した地下壕と推測される。
内部は水没している。通常このような水没は外からの雨などがたまったものが多いのだがここは違う。
10メートルほどで左にカーブ。
碍子が残っていた。
この溝だが、水が流れている。壕口付近が水没しているのはこのためだ。
この溝だが、淵に段がついている。掘削された当時はどぶ板のような蓋があったのではないかと推測だれる。(と知ったかぶりしてみたが、気づいたのは前を歩くyakumo氏)
水がスムーズに流れていることからも、奥に向かって少しずつ登りになってるようだ。ということは、このように地下水が流れ出すことを想定した上で建設されたということなのだろうか?
こ、これは、ポットホール(=甌穴)?
水路隧道でお馴染みのものだが、こんなところで見られるとは思いもしなかった(^-^;
ここからは明らかな登り。
第二の直角カーブ。
謎の段差が登場。そして、もうひとつの謎は、なぜかこの先の写真を撮っていなかった自分(^-^; この先は数メートルで再度左に曲がり、すぐに行き止まりになっていた。
この壕だが、横穴がなく最終的に行き止まりになっていることから、未成と思われる。ただし、戦闘用の壕でもなさそうだ。maya氏の調査によれば、この付近に3000人が収容できる病院壕が建設中だったという。実はこの日、その壕と思われるものも探索している(後日公開予定)。ここもその関連の施設として建設されたのかもしれない。
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2日後に再訪して撮影した動画。
バッハ, J. S.: カンタータ 第147番「心と口と行いと命もて」 BWV 147(独語・英語)/原典版/ベーレンライター社/合唱ヴォーカル・スコア