【名称】不明
【所在地】富津市志駒
【竣工】不明
【延長】15m(目測)
【幅員】2m(目測)
【高さ】2m(目測)
【訪問日】2017年8月6日
富津市志駒、林道志駒線にて。2本の隧道を抜け、3本目の隧道の30メートル程手前。この少し後ろの直下に以前紹介した水路隧道(①)が通っている。
左を見ると新たな水路隧道が見える。
川に降りる。
反対側から。奥に見えるのが志駒線の築堤。
北川坑口(吐口)から内部を望む。
中から見た吐口。
洞床は歩きやすい。
呑口側に。
南側坑口(呑口)。
南側坑口から内部を望む。
川は再び蛇行して林道から離れるが、3本目の隧道の先でまた林道の元に戻ってくる。
糞暑い毎日なので、写真を見ていたら、ここに足を浸したくなってきた。たぶん生活排水の入り込んでいない沢だ。
ここでキャンプすれば。。。なんてことも夢想したが、実際には虫が飛び交ってあまり快適ではないかもしれない(^-^;
※ ※ ※
これは前年(2016年7月24日)に行った時の吐口。引っかかっていた幹はなかったが、その代わり、中は岩がゴロゴロ。ちなみに、この時は水路隧道があることなど知らず、長靴なしでの探索だったので中には入らず。
呑口側もこんな状態。
忘れ去られたような場所に見えるのだが、きちんと手入れされているんだね(^-^;
※ ※ ※
ところで、この水路隧道ができた経緯がちょっと気になった。以下はあくまでおいらの推測。
これは国土地理院の1/25000地形図。地理院地図(電子国土Web)のものを加工してみたもの(以下の2枚も同)。
この地図、水路隧道はおろか、林道の隧道も記載されていないし、北側の道と川の位置関係もおかしかったりするのだが。。。(^-^;
とりあえず、水路隧道の位置を書き込んでみた。
周囲の地形を見る限り、本来の川の流れ---旧川(ふるかわ)と言う---はこのようになっていたように思える。川を水路隧道(や水路)を掘って短絡するといえば、房総名物「川廻し」なのだが、本来、川廻しは農地や植林地、牧場などを確保するために施工されるものだ。だが、ここは2本の隧道を掘っても殆ど新しい土地が確保できていないし、旧川が活用された様子がない。この隧道は林道の築堤を通すために掘られたのではないだろうか?木橋の時代、数十年で朽ちてしまう橋を架けるより、土橋すなわち築堤を作って、川は隧道に通してしまう方がトータルのコストで優れているという判断もあったのかもしれない、と思ったのだがいかがだろう?
事情をご存知の方がいたら、ご教授いただければ幸いです。
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動画レポート
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