【名称】深堀隧道(ふかほりずいどう)
【所在地】勝浦市小羽戸/大楠
【竣工】不明
【延長】約50m(目測)
【幅員】約4m(目測)
【高さ】約5m(目測)
【訪問日】2018年4月22日
勝浦市小羽戸(こばど)、林道大楠台深堀線の終点(起点?)にて。現在地はココ(←地理院地図)。
年季の入った林道標識。
北側からの道は普通車で通ることのできるほぼギリギリのサイズ。
南側からの道は少しはマシになるが大差なし。
100メートルほど進むと隧道が現れる。
西側坑口。
車のすれ違いは少し難しいが4トン車ぐらいなら余裕で通れるサイズ(西側の接道は4トン車困難だけど)、幅員より高さのほうが大きい断面。千葉の林道でしばしば見かけるタイプの隧道だ。
下の動画の中でも述べたが、これとよく似た林道の隧道をいくつか挙げておく。
中谷隧道(中谷利根里線・現町道、長南町)
https://ameblo.jp/papagenopapagena/entry-11381681333.html (ブログ)
実谷第2トンネル(実谷線、御宿町)
https://ameblo.jp/papagenopapagena/entry-11757748843.html (ブログ)
山田第一隧道(山田線、いすみ市)
https://ameblo.jp/papagenopapagena/entry-12276513933.html (ブログ)
https://youtu.be/J1uJoo-aBFA (Youtube)
山田第二隧道(山田線、いすみ市)
https://ameblo.jp/papagenopapagena/entry-12290868580.html (ブログ)
https://youtu.be/6sWyP5HRkQs (Youtube)
山田第三隧道(山田線、いすみ市)
https://ameblo.jp/papagenopapagena/entry-12387191026.html (ブログ)
https://youtu.be/2q7x6vuXawg (Youtube)
西側の扁額。「ふかほりずいどう」
坑口の脇にもぶっ倒された林道標識があった。
横から見た坑口。
西側坑口から内部を望む。
内部から見た西側坑口。
このサイズって、林道の標準仕様とかになっているのだろうか?
東側へ。
東側坑口から見た内部。
東側坑口。
東側の扁額。「深堀隧道」
東側より。
もうひとつ、やはり動画の内容とかぶるのだが、地名の話を。
この隧道の西側は勝浦市小羽戸(こばど)、東側は勝浦市大楠(おおくす)という地区に属している。林道名「大楠台深堀線」の名前の前半は東側の大楠から採られているのは間違いないだろう。では、深堀とはどこから?
『角川日本地名大辞典12千葉県』によれば、小羽戸に東深堀(ひがしふかほり)、西深堀(にしふかほり)というふたつの小字の名が記載されていた。また大楠にはそのものずばりの深堀(ふかほり)という小字名が記されていた。ということで、これらが深堀の名の出所なのだろう。
この日は5年半乗ったレガシィの最後の出動の日、そしてこの隧道がこの日の最後に寄った物件だった。
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動画レポート
今回は若干しゃべり多めかも?(^-^;