【名称】稲荷参道隧道(?)
【所在地】長生郡長柄町山根
【竣工】1932(S7)年12月25日
2011年10月2日訪問
長生郡長柄町。この日は長柄町役場からスタート。現在地は地図上、マークの南東にある四角いため池のほとり。
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さて、前方に3本の道がある。どっちに進もう、、、
正解は正面の暗い道。いきなり木の隧道って雰囲気(^-^;
いきなり見事な切り通しが。
振り返りの一枚。
このように、ニョロッと延びてきた枝こそあったものの、基本的に道は手入れをされていて綺麗。とはいえ、ダートでこれぐらいの坂だとおいらの体力ではチャリで登るのは無理だけど(^-^;
まぁ、それでも汗をかきかき、気分良く進むと。。
おおっ( ゚д゚)ハッ! 目的の隧道がいきなり現れた。
法面にポッコリと掘られた素朴な穴ぼこ。
トンネル、特に素掘りのそれは、地形的に「いかにもありそう、もう限界、掘らなきゃ通れないYO!」って雰囲気で現れることが多いような気がする。そう、無理矢理たとえるなら、ベートーヴェンの交響曲第5番『運命』、あの第3楽章の最後から休みなしに「待ってました」とばかりに続く第4楽章のように現れるもの、というかなんというか(^-^;
だが、この隧道はそんなおいらに全く期待感を感じさせず---いや、悪い意味ではなく---まだもう少し続くのかと思っていたところに、さりげなく、しかしフェイントのように現れた。
そうそう、以上2枚は南側坑口。
南側坑口の手前にはこんな水路の蓋が。
南側坑口の左に据えられている開通記念碑。この道の開通に尽力した人々の名前などが記載されている。
そして、末尾部分のアップ。「昭和七年十二月二十五日」
そう、この記事をアップした今日はこの記念碑に刻まれた日付のピッタリ80年後だ。メリークリスマス&80歳のお誕生日!
お(・∀・)め(・∀・)で(・∀・)と(・∀・)う!!!
訪問日から2ヶ月以上寝かせていたのはこれを狙っていたからなんだな~、と威張りたいところだけど、ホントは「そろそろ載せようか」と思ったらたまたまこうなった(^-^; でもなんともグッドタイミング(・∀・)ニヤニヤ
次は南側から内部を望む。といっても、見ての通り短い隧道なので、そのまま「内部からみた北側坑口」のカットと兼用になっている(^-^;
それから、内部から見た南側坑口を。
南側坑口はこんな感じ。ふむ、こっちは千葉の素掘隧道にちょくちょくあるぬるっと柔らかい円形。
少し離れてもう一枚。
ちなみに、おいらはこの形、あまり萌えない。というのも、なんだかどこから隧道なのかよくわからないというか、そんな雰囲気がちょっとスッキリしないんだよね(^-^; 南側の小ぶりだが凛として、なおかつ柔らかな丸みをもった坑口の方がいいなぁ。
さて、「次はどっちの道を行こう」、、、と思って隧道の先を見ると、行く手は倒れた木と竹に通せんぼされている(^-^;
その先は綺麗な道が続いているので徒歩なら全く問題ないのだが、チャリを通すのはちょっと面倒。ということで、再び地図にある隧道の南側の道を西に進む事にする。
ところが、、、(;´Д`)
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稲荷参道隧道
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