【名称】文化洞(ぶんかどう)
【所在地】南都留郡富士河口湖町西湖
【竣工】1957(S32)年(「隧道データベース」より)
【延長】104m(同上)
【幅員】4.5m(同上)
【高さ】4m(同上)
2013年3月18日訪問
山梨県道21号河口湖精進線(かわぐちこしょうじせん)にて。正面に見えるのは1993年に竣工した文化銅トンネルだが、右のスロープは旧道。そしてその先に旧トンネルがある。まぁ、残念名事になっているのだが、、、
まるで新トンネルの肩にちょこんと乗っかっているように見える旧トンネル。西側より。
西側の坑口。完璧に封鎖されていて内部を伺うことは全く不可能。
ちなみに、こちらの道は現在でも坑口の隣に民家があるためか、ご覧の通り整備されている。
西側の扁額。「文化洞」
文化洞の文字の左に揮毫者の署名が見える。「山梨県知事 天●久」
調べてみると、1951年から4期に渡って知事を努めた天野久という人物が見つかった。この人で間違いないだろう。隧道データベースによれば、この隧道の竣工は1957年ということになっている。この点からもドンピシャ。ただ、この年が文字通りトンネルが新規に開通した年なのかは不明。改修された年の可能性もあるんじゃないかと思うのだが、、、
坑口のコンクリート壁を背に西湖方面を一枚。現役時代は峠の狭隘なトンネルを抜けたところで、スカッと西湖が広がる、なかなかニクイ演出が楽しめたのかもしれない。
さて、反対側に行こう。
現道の文化洞トンネル東側坑口の脇にある駐車スペース(実際、ただの空き地ではなく登山者のための駐車場として解放されているようだ)。細い道が延びている。坑口はあの先にあるはず。
登山道を進む。ちなみにこのヒョロヒョロした道は旧道ではない(^-^; 旧道はこの右。先程の写真を撮った場所から真っ直ぐ正面に向かっていたと思われる。
あったあった。西側の坑口は現道からもしっかり見えるが、こちらは忘れ去られたように地味に存在。坑口の手前には木まで植わっている。20年でここまで成長したんだ(^-^;
東側坑口。
東側の扁額。「?一境」
なんて読むんだろ?(^-^; 第一境かな?
「???三(二?)年八月吉日」かな?デッキブラシでゴシゴシやりたいねぇ。
坑口を背に東側を望む。
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文化洞
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