【名称】獅子ヶ口橋(ししがくちはし)
【所在地】夷隅郡大多喜町上原
【竣工】2002(H14)年2月
【延長】約100m(目測)
【幅員】約3m(目測)
2015年8月16日訪問
夷隅郡大多喜町上原(うえばら)、建設中止になった大多喜ダムの建設現場跡地にて。現在地はココ(←クリック)
以前紹介した隣の柳堀橋と同様、ダムが完成していたらダム湖の周回道路の一部となったはずのもの。しかし、結局実供用のまま放置されている…
東側より。
東側左の親柱。「獅子ヶ口沢」
名前の由来は、上原の小字・獅子口(ししがぐち※註)に由来すると思われる。
※註:角川日本地名大辞典 p.1443
東側右の親柱。こちらの扁額はなぜか未記入のまま。
橋上へ。
あれっ、ピントが甘い?(^-^;
橋の上から北側を望む。本来なら、今頃はここにダム湖が広がっていたはず。
工事中止のおかげで命拾いした木々が元気に葉を付けているが、この用地、これから一体どうなるのだろう?検索してみたところ、一昨年6月の大多喜町議会定例会の議事録がヒットした。その中で、この件が採り上げられていて、三育学院の誘致が決まりかけているような話が載っていた。三育学院って大多喜にあって、いすみ鉄道・久我原駅の命名権を買ったということ以外はよく知らないのだが、改めて調べてみたところ、キリスト教系の若干メインストリームから外れた宗派が母体となっているらしい。ということは、資金力豊富か?
南側。こちらの写真はパノラマ合成。
中央のアーチの桁を通り過ぎて振り返り。
西側へ。
西側より。
西側左の親柱。「ししがくちはし」
小字の読み方と少し違うようだが、濁点(=濁り)をなくすという橋の命名法則に則っているのでよしか?
西側右の親柱。「平成14年2月完成」
※ ※ ※
橋を後にして西に進む。
ここなど、春先には隠れ花見スポットになりそうだ。この趣味を初めてから、何ヶ所かこんなこっそりと花見ができそうな場所を見つけたが、実際に花見をしたことはない。だって、どこも車がないと近くまでも行けないところだし、お酒を呑まずに花だけ見ていても、すぐに飽きてしまいそうだから(^-^;
さらに進むとT字路の標識があらわれたが…
行き止まり?現在地はココ(←クリック)
立入禁止と言われてもねぇ(^-^;
草のバリケードの奥に一応ダートの道があった。方角的には先ほどの標識にあるT字路を左に進むことになる。もっとも標識が意図している道とは違うのだろうけど(^-^; まぁ、とりあえず行ってみよう。
どこに出るのかと思ったら、道は廃田で終了していた。
※ ※ ※
次はT字を右へ。こちらの道もダート。進行方向はダム湖(予定地)のど真ん中。もちろん下り坂だ。
しばらく進むと大きな舗装路が現れた。
工事用道路の跡だろうか。このまま順調に進むかと思ったら…
再びダートに戻ったり…
って、おっ、さっきの獅子ヶ口橋(右)と柳堀橋(左)が見えるぞ。
※ ※ ※
現在地はココ(←クリック)
開け放たれたゲートの先へ進む。先ほど橋の上から見えた橋の下の道に続いているようだ。
第二のゲート登場。
ん、手前にある「刈草リサイクル施設」ってなんだ?刈り取った雑草を肥料にしたりするスゴイ機械があるとか?ワクワクしながら、反対側に回り込んでみると…
なんにもねーし( ;´Д`) ひょっとして、このスペースに放り込むことで刈草をリサイクルしているという理論かしら?何もないけど、まぁ、屏があるので施設と言えなくもないのか? ま、ま、まぁいいけど…(^-^;
さて、またもや開放されたゲートの中へ。
一応時期が時期(8月)だけに、念のため、ヤマビルを警戒して草むらは足早に(^-^;
橋の下は小さな広場になっていた。
東側の橋脚を見上げる。
下から、「常時満水位 54.20」「サーチャージ水位 57.50」「設計洪水位 59.00」
数字の意味はなんだろう?水深かと思ったのだが、だとすると値がちょっとおかしい。海抜だろうか?
西側の橋脚。
※ ※ ※
おまけ動画。
東側より。
西側より。獅子ヶ口橋と柳堀橋をまとめて。
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