【名称】地球磁場逆転期の地層
【所在地】市原市田淵
年内、もう一回ぐらいは更新しないと、と思い急遽(^-^;
個人的に以前から馴染みだったが、今年突如大人気となったのが、ひふみんこと将棋の加藤一二三九段と、この場所。市原市田淵の田淵会館。
あ、いや、じゃなかった、この会館ではなくて、ここから降りていった咲きの養老川沿いの地層=地球磁場逆転期の地層である。というのも、その地層が77万年前に地球の磁場が逆転したことを示す証拠なのだとか。そして、新生代第四紀のさらに一時期がチバニアンと命名される見通しになったということで、見物客がひっきりなしに訪れるようになったそうだ。
この田淵会館、月出や国本方面を散策する際、車を停めるのに好都合で何度かお世話になっていた。当然、地球磁場逆転期の地層の存在も知っていたのだが、急坂を降りていくのが面倒で、一度挫折(長靴忘れ)して以来スルーし続けていた。
そして、今年の7月、やはり国本方面でも散策しようかと思って来てみると、どうしたこっちゃ?車がいっぱい停まってるぞ( ゚д゚)ハッ!
チバニアンが徐々に話題になりつつある時期だったので、事情はすぐに理解できた。ってことは、今のうちに見ておかないと、更に大変なことになるぞ… と思い、急遽予定変更、チャリの組み立ては後回しにして、長靴に履き替えて出発。
養老川に降り立った。ここから少しだけ上流方面に向かう。
現地到着、ジャーン。
調査のために開けたと思われる穴がボコボコ、そして色分けされた杭が打ち込まれている。
地球磁場(N極・S極)逆転期の地層
この付近の地層は、地球の磁場(磁極)が反転していた時代の深海底に積もってできました。現在の方位磁針の針は、地球のほぼ北を示しますが、この時代には針がほぼ南を示していました。その証拠を示す海底の地層が露出し、最もよく見ることのできる場所は、地球上でイタリアと日本のここ市原市の田淵だけです。
■緑:現在と同じ地場の地層
■赤:地場が逆転していた時代の地層
■黄:地場がふらふらしていた時代の地層
古関東深海盆ジオパーウ推進協議会・田淵町会
杭の説明板があった。
赤の杭なので、ココこそが地場逆転期の地層ということになる。
でも、ぶっちゃけな話、素人がこれだけ見ても何がスゴイのか訳がわからない(^-^;
左に階段があった。
このまま登ればもと来た方向に帰ることができるのかと思ったのだが、そうではないようだ。この上が逆転期の地層を間近で見ることができるポイントということになっているらしい。
階段の手前にも赤の杭が。
ちなみに、最近になって、あまりの混雑ぶりにこの階段は立入禁止になったのだとか(^ー^;
おいらが訪問した時は無問題。
緑、黄色、赤と三色の杭が揃っている。赤の下にはその前の地場ふらふら期の地層が隠れているのかな?
※ ※ ※
聞くところによれば、その後、ここの人気がますます上がり、月崎駅からシャトルバスが運行されるわ、コーヒー売りも来ているやらと大変な事になっているとか(^-^; でも、ぶっちゃけ見て感激するようなものじゃないと思うんだよなぁ(^-^; それよりも、途中ちょっと道を逸れたところにある、
水路隧道(他に2本)や、
滝などの方が見ものだと思ったりする(^-^;
水路隧道と滝については、コチラの記事(←クリック)を参照のこと。
それでは皆様、良いお年を。
世界でいちばん素敵な地球の教室 (世界でいちばん素敵な教室)